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2003 年度 実績報告書

英語の語用力(アドバイスの与え方)習得に留学プログラムが与える効果について

研究課題

研究課題/領域番号 14780153
研究機関龍谷大学

研究代表者

松村 省一  龍谷大学, 国際文化学部, 助教授 (90331131)

キーワード第2言語習得 / 中間言語 / 語用論 / アドバイス / 共分散構造方程式モデル / 日本人英語学習者
研究概要

本研究は、様々な社会的地位にある人々に適切な表現(丁寧表現)を用いて英語でアドバイスを与えるという語用力に焦点を絞り、その習得過程と英語学習環境との関連性について考察するものである。カナダあるいはアメリカに1年間留学する日本人大学生約150人(実験群)と、留学せずに日本で英語を学習し続ける学生約150人(対照群)を被験者とすることで留学の影響をより明確にしようと試みている。
平成15年度は、前年度からの継続で、各被験者の語用力レベルに関するデータを以下の手順で収集した。
1.実験群が留学して9ヶ月経った5月に、前年度と同じ要領で、案験群と対照群の両方からアンケート方式のデータ収集を行った。
2.実験群が帰国後も、アンケートによるデータ収集を継続した。また、実験群の学生26人および対照群の学生32人を対象に、語用力を向上させるために彼らが日頃取り組んでいる学習について、インタビュー方式で聞き取り調査を行った。
また、これまでに集めたデータの一部を共分散構造方程式モデルで分析し、その結果をApplied Linguistics (Oxford University Press)に報告した。
日本人大学生の語用力を評価する際に基準となる英語のネイティブスピーカーからのデータは、今年度中に収集完了する予定であった。しかし、アンケート回答率が悪く、十分な信頼性を得るに足るデータ量を確保できなかったため、平成16年度に継続収集する予定にしている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsumura, S.: "Modelling the relationship among interlanguage pragmatic development, L2 proficiency, and exposure to L2"Applied Linguistics. 24(4). 465-491 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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