平成14年度の研究において等高線情報の特徴を維持したまま簡略化し、抽出する方法を提案した。さらにそのシステムを実装し有用性の検証をおこない、その結果有用性が示された。しかし、等高線情報により検索する意義については解明されていなかった。そこで、等高線情報と同様の情報であるエッジ情報を元にした画像検索手法との比較を行った。エッジ情報を抽出した後、本研究で等高線情報を簡略化するために用いている手法を用いエッジ情報を簡略化し同様な画像検索を行った。その結果、エッジ情報を用いた場合よりも等高線情報を用いた場合の方が検索効率がよいケースが多かったが、すべてのケースにおいて優位性が認められるほどの差異は確認できなかった。
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