研究概要 |
1.研究の背景 ウェアラブルコンピュータを用いたユーザの行動記録システムは,対象を日常生活の中で生活すると,対象の動作に対する個人差(癖)が問題となる.しかし,特定の個人が使いつづけるシステムを作る場合,個人の癖が行動理解のかぎとなる.日常の生活は,動作の繰り返しが多く発生するので,これらの繰り返しの中に現れる共通する特徴(癖)を獲得することで,行動パターンが獲得される.癖の獲得には,頭部に装着したカメラの影像を用いる. 2.研究の目的 本研究では,ユーザーの頭部にビデオカメラを装着し,撮影した日常生活映像に対して,要約(シーンの抽出)とキーフレーム(イベント)の抽出を自動で行う.自動抽出されたイベント列からは,繰り返し発生する類似のパターンを見つけ,ユーザー個人の行動パターンを自動獲得を行う. 3.研究の成果 今年度の研究では,以下の点について提案を行った. (1).局所不変量を用いた,動画像シーンの抽出 類似するフレームを集めたシーンの抽出を行った.局所不変量を用いた動画像シーンの抽出は,近隣のフレームの類似性を評価し自動的に行う手法を提案した.本手法は,日常生活環境のような環境でも安定して動作することが示された. (2).シーン間の類似性評価 それぞれ抽出されたシーンについて,シーン間の類似性を求める手法を確立した.シーンとシーンの比較についても,局所不変量を用いた画像比較の手法を用いることで,シーン抽出と同様に安定した比較を実現できた. これらの手法は,5分から数時間の数種類の記録データに対して用い,シーンの抽出とシーン間の比較に対する有効性を示した.
|