• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

コンテクスト情報に基づく情報管理と3次元情報アクセス空間の構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780252
研究機関北海道大学

研究代表者

赤石 美奈  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60273166)

キーワードコンンテクスト / 空間ポインタ / 情報アクセス空間 / 情報検索
研究概要

コンテクスト情報に基づく情報アクセス空間は、ユーザの情報アクセス活動を支援するための3次元仮想空間である。コンテクストは、独立した仮想空間として3次元オブジェクトとして実体化される。ユーザは、外部からコンテクスト空間の中を覗いて見たり、内部に入り詳細・関連情報へのリンクを辿れる。このような情報アクセス空間を実現するために、(1)空間管理機構(空間の埋込、空間移動)と(2)情報空間自動生成機構により、データベースに格納されているコンテクスト情報とユーザの位置に基づき、必要な情報空間を自動生成するための機構を構築した。これにより、ユーザの情報アクセス活動(ナビゲーション、パスQuery言語による情報探索など)に応じて、動的に情報空間を生成することを可能とした。この成果は、第12回European-Japanese Conferenceにおいて発表した。
また、提案したフレームワークを応用し、ギリシャ国立研究所で開発されたSISに基づく博物館情報管理システムCLIOにおいても、同じフレームワークを用いて情報空間を構築できることを示した。
コンテクストの関係を表現するための、コンテクスト空間の空間配置に関しては、多摩美術大学・須永教授等の研究チームと共に、物語をコンテクストとしてとらえ、筆者の想定したストーリを展開するコンテクスト、読者の理解過程を表現するコンテクストなど、同一対象を異なるコンテクストで表現することについて検討した。これに関しては、日本デザイン学会第49回研究発表大会において発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Mina AKAISHI et al.: "3D Visual Construction of a Context-based Information Access Space"Proc. Of The 12th European-Japanese Conference on Information Modeling and. 24-37 (2002)

  • [文献書誌] 堂谷健悟, 須永剛司, 植村朋弘, 永井由美子, 徳村篤志, 赤石美奈: "数学モデルにもとづく知識オブジェクトの表現可能性"日本デザイン学会第49回研究発表大会概要集. 338-339 (2002)

  • [文献書誌] Hannu Jaakkola et al.(Eds.): "Information Modelling and Knowledge Bases XIV"IOS Press Ohmsha. 311 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi