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2002 年度 実績報告書

業務知識の共有支援を行うワークフローシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780265
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

敷田 幹文  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (80272996)

キーワードワークフローシステム / ビジネスプロセス / 業務ノウハウ共有支援
研究概要

本研究の目的である,業務プロセスの管理を行うワークフローシステムと知識共有支援システムの融合法の確立,および,本方法による知識共有支援型ワークフローシステムの試作システムの実現を達成するために,平成14年度はワークフローシステムとノウハウ共有支援システムの連携に関する研究を行った.
具体的には,業務に関連する知識を蓄積し,業務処理中にインタラクティブに業務支援を行うための方法を提案し,ワークフローシステムと連係する試作サーバを実現した.実現にあたっては,業務処理に重大な支障を与えることなく業務プロセス管理支援を行うために,申請者がこれまで研究を行ってきた,実世界での処理に柔軟に対応する実世界指向ワークフローシステムをケーススタディシステムとして用いた.この実世界指向ワークフローシステムでは,これまでの既存ワークフローシステムに比べて,より多くの特殊な例外処理に適応可能である.そこで,例外処理が発生した業務プロセスの各段階において,処理中の業務状態に関するパラメータを抽出し,業務ノウハウデータベース内のリンク付けに利用することによって業務知識蓄積機能を実現した.
また,処理中の業務状態やユーザの状況もパラメータ化し,業務ノウハウデータベース内から適合するノウハウを的確な場面でユーザに提示する業務知識提示機能も実現した.業務知識の提示にあたっては,さらに以下の点をさらに考慮する必要があることが分かった.スキルワーカーが現時点で参照するような業務知識は,その内容がかなり高度な知識であると推測される.そのため,新人ワーカーが参照を必要とするような初歩的な業務知識をスキルワーカーが参照する可能性は低い.
以上の研究成果を,本研究に関連のある国際会議で発表した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Chie Kadowaki, Mikifumi Shikida: "Effective Organizational Memory Sharing by a Process-Linking Approach"Proceedings of the IASTED International Conference INFORMATION AND KNOWLEDEGE SHASRING. 39-44 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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