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2002 年度 実績報告書

生産関数を使った大学および学部評価手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14780321
研究機関東京工業大学

研究代表者

調 麻佐志  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (00273061)

キーワードScientometrics / 評価 / 生産関数
研究概要

本年度は生産関数の議論を評価研究に用いるための基盤的な研究を実施した.
具体的には,以下の四点を中心とした研究・調査について,完了ないし進行中である.
1.論文データに適用可能なカテゴリーわけ等の分析を行う際に用いる統計的手法の研究を行った.本手法は,実験をコンピュータ・シミュレーションの形で繰り返すことにより,データの種類や距離関数の種類を問わず,汎用的にデータの質的分類の妥当性を(擬似的に)検定する手法である.この手法を利用することにより,本研究では,学部や分野間の類似性に基づく分類をより客観的に実施することが可能になると期待される.
2.データベースに所蔵されている論文データを加工して,分析可能な形に変換する手法やプログラムの検討と作成を行った.検討の結果,かなりの部分が自動化できるものの,細かいノイズを可能な限り消すためには人手に頼ることは避けられないことが明らかになった.特に,論文の著者の所属機関に関する情報,氏名等においては,従来から指摘されているようにノイズが多く,また,記法の統一が取れていないので,その点にかなり工夫を要する(次年度前半に継続).
3.評価を行う機関を検討するために,国公立大学を中心とする大学工学部のWebによる調査を行った.
4.生産関数について文献調査を行った.本研究で用いる生産関数の型としては,比較的単純なコブ・ダグラス型からより複雑なもの(たとえば,トランス・ログ型)までが考えられるが,当面はコブ・ダグラス型で十分であると結論した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masashi SHIRABE: "A Consecutive view of bibliographical methods in scientometrics and its implication"Proceedings of European Association of the Study of Science and Technology. 通巻2号. 120 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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