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2002 年度 実績報告書

並列計算機とGISによる都市気候解析システムの構築とヒートアイランド制御策の評価

研究課題

研究課題/領域番号 14780353
研究機関東京都立大学

研究代表者

泉 岳樹  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (10336513)

キーワード都市気候解析システム / 並列計算機 / GIS / 屋上緑化 / ヒートアイランド
研究概要

本年度は、モデルの通年シミュレーションを行うための高速の計算機の作成とモデルの境界条件をLandsat画像と現有の東京都都市計画情報データ(建築物の形状、階高等が入ったデータ)から作成するためのシステムの構築を行った。
本研究で導入する気象モデル(RAMS)は、スーパーコンピュータのようなベクトル計算機ではなく、いくつものコンピュータを並列して利用する並列計算機での実行に最適化されている。これは、モデルが開発されたアメリカで単位価格当たりの計算能力が高い並列計算機が計算機の主流となっているためである。計算能力だけでなく安定性も考慮して、Pentium3 1Ghzのマシン17台の並列コンピュータを製作した。
また、Landsat画像と都市計画情報データ(建築物の形状、階高等が入ったデータ)を解析し、キャノピー層モデルに入力する境界条件(屋上面、壁面、地表面のアルベド、熱容量、ボーエン比等)の作成をおこなうため、現有のARC/INFO Ver.8とArc View Ver.3.2などのベクタデータ解析用GISソフトウェアに加え、衛星画像の解析用のGISソフトウェア(ERDAS IMAGINE professional Ver8.5)を導入し、システムの構築を行った。このシステムを用いて、まず、潜在的に屋上緑化可能な面積の試算を東京都を対象に行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岡真一, 泉岳樹, 松山洋: "東京における屋上緑化可能面積の推計"日本地理学会発表要旨集. 63. 79 (2003)

  • [文献書誌] 岡真一, 泉岳樹, 松山洋: "東京における屋上緑化可能面積の推計"日本気象学会春季大会講演予稿集.

  • [文献書誌] 北村彩子, 泉岳樹, 松山洋: "熱収支の日変化を考慮した、衛星データによる熱環境の把握に関する研究"日本気象学会春季大会講演予稿集.

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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