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2015 年度 実績報告書

東南アジアにおける小児ウイルス感染症の分子疫学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 14F03406
研究機関日本大学

研究代表者

早川 智  日本大学, 医学部, 教授 (30238084)

研究分担者 PHAM NGAN  日本大学, 医学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
キーワード小児ウイルス脳炎 / multiplex PCR / 小児下痢症 / カンピロバクター腸炎
研究実績の概要

急性脳炎は脳の実質での炎症を主体とする疾患である。小児、成人に関係なく罹患するが、特に小児ウイルス脳炎は致死性が高い。しかしその原因は多様であり、診断に困難を来すことが少なくない。我々はコンタミネーションを避けるために1本のチューブで10種類のウイルスを同時に検出することの可能なmultiplex PCR法を開発した。本法では10種類のウイルスすなわちヘルペスウイルス6型、A型インフルエンザウイルス、ヒトパレコウイルス、単純ヘルペスウイルス1型、2型、日本脳炎ウイルス、A群ロタウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルス、デングウイルスで、アジア時域における小児ウイルス性脳炎と脳症の主な原因と考えられるウイルスを網羅する。合計57検体(便検体、咽頭ぬぐい液、後鼻腔ぬぐい液、血清、脳脊髄液(CSF))を18症例の脳炎/脳症疑いの日本の入院小児から得た。これらの検体を新規multiplex PCR法および比較のためmonoplex PCR法で検出した。その結果、新しいmultiplex PCR法は10コピー以下のウイルスゲノムを検出でき、 単独PCR法に劣らず、臨床検体特に便検体中の脳炎/脳症関連ウイルスのスクリーニングに使用できることを明らかにした。併せて糞便検体ではカンピロバクターの検出を行い、Campylobacter jejuni (C. jejuni)と C. coli の頻度分布と抗菌薬耐性を検索した。カンピロバクター腸炎の約10%に下痢症ウイルスの存在を認め、ウイルスと細菌性下痢症の合併が予想以上に多いことを明らかにした。この結果は細菌性下痢症として治療される一部にウイルス性下痢症が存在し、ウイルス脳炎の潜在的なリスクとなり得ることを示唆するものである。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件)

  • [雑誌論文] Antibiotic Resistance of Campylobacter jejuni and C. coli Isolated from Children with Diarrhea in Thailand and Japan.2016

    • 著者名/発表者名
      Pham NT, Thongprachum A, Tran DN, Nishimura S, Shimizu-Onda Y, Trinh QD, Khamrin P, Ukarapol N, Kongsricharoern T, Komine-Aizawa S, Okitsu S, Maneekarn N, Hayakawa S, Ushijima H.
    • 雑誌名

      Jpn J Infect Dis

      巻: 69 ページ: 77-79

    • DOI

      doi: 10.7883/yoken.JJID.2014.582. Epub 2015 Jul 10. PMID: 26166497

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Human rhinovirus infections in hospitalized children: clinical, epidemiological and virological features.2016

    • 著者名/発表者名
      Tran DN, Trinh QD, Pham NT, Pham TM, Ha MT, Nguyen TQ, Okitsu S, Shimizu H, Hayakawa S, Mizuguchi M, Ushijima H.
    • 雑誌名

      Epidemiol Infect.

      巻: 144 ページ: 346-54

    • DOI

      doi: 10.1017/S0950268815000953. Epub 2015 Jun 26. PMID: 26112743

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Prevalence and antimicrobial resistance of Campylobacter jejuni and Campylobacter coli from adult hospitalized patients with diarrhea in Thailand2015

    • 著者名/発表者名
      Pham NT, Ushijima H, Trinh QD, Khamrin P, Komine-Aizawa S, Okitsu S, Maneekarn N, Hayakawa S.
    • 雑誌名

      Clin Lab.

      巻: 61 ページ: 1809-12

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Clinical and epidemiological characteristics of acute respiratory virus infections in Vietnamese children2015

    • 著者名/発表者名
      Tran DN, Trinh QD, Pham NT, Vu MP, Ha MT, Nguyen TQ, Okitsu S, Hayakawa S, Mizuguchi M, Ushijima H
    • 雑誌名

      Epidemiol Infect

      巻: 144 ページ: 527-36

    • DOI

      doi: 10.1017/S095026881500134X. Epub 2015 Jul 6.

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Loop-Mediated Isothermal Amplification (LAMP) for Detection of Campylobacter jejuni and C. coli in Thai Children with Diarrhea.2015

    • 著者名/発表者名
      Pham NT, Trinh QD, Khamrin P, Ukarapol N, Kongsricharoern T, Yamazaki W, Komine-Aizawa S, Okitsu S, Maneekarn N, Hayakawa S, Ushijima H.
    • 雑誌名

      Jpn J Infect Dis. 2015;68(5):432-3

      巻: 68 ページ: 432-433

    • DOI

      doi: 10.7883/yoken.JJID.2014.450. Epub 2015 Apr 10.

    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2016-12-27  

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