研究課題
本研究はビデオコンテンツにおける暴力度レーティング技術の研究開発を目的とする.その目的を達成するために,①暴力度レーティング基準の定義と学習データの収集,②暴力度要素の認識手法の開発,③暴力度レーティング手法の開発,④プロトタイプシステムの開発と評価という4つの研究項目を挙げた.平成27年度では,上記すべての項目について研究を行い,多くの成果を収めた.研究項目①について,前年度に定義した暴力度レーティング基準に基づき,123本のビデオから抽出した3512ショットからなる独自の暴力シーンデータセットを作成した.研究項目②について,Improved Dense Trajectory特徴とFisher Vector Encodingを組み合わせた暴力要素の認識手法を開発し,70%ほどの認識精度を達成した.また,研究項目③について,Violent Attribute Activation Vectorという新たな映像単位の特徴を開発し,それに基づいた構造予測器を用いて,暴力度レーティング手法を開発した.さらに,②と③を統合して研究項目④のプロトタイプシステムを開発し,60%位のレーティング精度を実現した.①に関する研究成果は東海連合で,②~④に関する成果は国際会議ACPR2015(The 3rd IAPR Asian Conference on Pattern Recognition)でそれぞれ発表した.
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件)
IEICE Transaction on Information and Systems
巻: Vol.E99-D ページ: 1212-1220
10.1587/transinf.2015EDP7333
Journal of Multiple-Valued Logic and Soft Computing
巻: Vol.8 ページ: 1-10
巻: Vol.E98-D ページ: 2257-2270
10.1587/transinf.2014EDP7427
電気学会論文誌C
巻: Vol.135 ページ: 1574-1582
10.1541/ieejeiss.135.1574