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2014 年度 実績報告書

赤痢アメーバ病原性を制御するフォスファチジルイノシトールリン酸シグナリングの解明

研究課題

研究課題/領域番号 14F04414
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

野崎 智義  国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)

研究分担者 SOMLATA -  国立感染症研究所, 寄生動物部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2017-03-31
キーワード赤痢アメーバ / ホスファチジルイノシトール / 貪食
研究実績の概要

Phosphatidylinositol (PtdIns), PtdIns3P, PtdIns(3,4,5)P3を固相化したビーズと赤痢アメーバ細胞粗抽出液を混合し、各ビーズに結合するタンパク質の探索を行った。赤痢アメーバ細胞を可溶化する条件をバッファー、塩濃度、界面活性剤、脱リン酸化酵素阻害剤について最適化し、PtdIns(3,4,5)P3ビーズと特異的に結合すると考えられるタンパク質を見出した。
各種PtdIns結合ドメインのうち、PtdIns3Pに結合するFYVEドメインとPtdIns(3,4,5)P3に結合するAkt-PHドメインについてHAタグとの融合タンパク質として発現させるプラスミドを構築し、その発現を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

各種PtdIns固相化ビーズでの結合タンパク質の探索が順調であり、有望な候補が見出されている。PtdIns結合ドメイン発現による機能解析についてもタグとの融合タンパク質が予定分子量で発現していることが確認され、計画どおりに進行している。

今後の研究の推進方策

PtdIns(3,4,5)P3に結合するタンパク質の質量分析による同定を行う。この結果を踏まえ、結合タンパク質の機能解析を高発現株、発現抑制株などを作成し遂行する。PtdIns結合ドメイン発現細胞の解析について、HAタグとの融合タンパク質の局在の解析を進めるとともに、タグをGFPに変更し、live imaging による解析に着手する。

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公開日: 2016-06-01  

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