研究課題/領域番号 |
14F04702
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
竹本 幹夫 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90138181)
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研究分担者 |
GEILHORN BARBARA 早稲田大学, 文学学術院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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キーワード | 東日本大震災 / 演劇 / 地方劇場 / 原子力災害 / 被災地 / 福島 / 原発 / 岡田利規 |
研究実績の概要 |
東日本大震災後5年を経てもなお、福島第一原子力発電所の受けた甚大な地震・津波被害と、それによる放射能災害は、今なお深刻な影響を日本にもたらしている。東日本大震災の二次災害の中でも最悪・最大のこの事態に対して、震災復興に文化面から関わった日本の演劇が、いかに関わり、まだどのような影響を蒙ったのかを考察・分析するのが、本研究の目的である。本研究は、①東日本大震災が東北地方の伝統芸能に与えた影響の調査・分析、②同じく、現代演劇、とくに地元の劇団が蒙った被害の実態調査・分析、③震災直後の被災地における演劇活動の報告調査・分析、④原子力災害が被災地の演劇活動にもたらした影響の調査・分析、⑤原子力災害以後の演劇活動の特色の調査・分析、の各項目につき、フィールドワークとインタビューを中心に資料と情報を収集することを目指す。 本年度は、成果の取りまとめを念頭に置きつつ、ガイルホルンは、日本国内(8月30日国際パフォーマンス学会、青森県立美術館と慶應義塾大学アートセンターの共催)・海外の学会(6月23日アジア研究協会、於台北中央研究院)への参加と2件の研究発表、次年度以降の研究の準備のための渡欧などを行なった。また、成果の中核となる原稿執筆を進め、かなりの部分が成稿した。 竹本はガイルホルンの研究を側面から支援する一方で、自らも震災後の東北地方民族芸能の動向について、国際日本文化研究センターの研究会「日本の舞台芸術における身体 ―死と生、人形と人工体」(主宰ボナヴェントゥーラ・ルペルティベネツィア大学教授、同研究会には黒森神楽の復興支援を指導した橋本裕之氏らが研究発表を行った)に参加するなどして、情報収集に努めた。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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