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2014 年度 実績報告書

日本の幼児教育における「ハーフ」の子どもとその家庭の経験に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14F04758
研究機関広島大学

研究代表者

七木田 敦  広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (60252821)

研究分担者 BURKE Rachael  広島大学, 教育学研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
キーワード多文化共生 / 幼児教育 / ハーフ / 外国にルーツを持つ子ども / 家族
研究実績の概要

日本においては国際化の進行とともに多くの外国人が在住し、その結果としてさまざまな国籍・民族・人種の異なる親を持つ子どもたちが増加している。しかしながらその子どもたちが乳幼児期を通じてどのように育てられているのか、特に学校教育に入る前の状況についての知見や情報はほとんどないのが現状である。 この研究の目的は、日本で生活をする「ハーフ」の乳幼児とその家族を理解し、その生活世界を明らかにすることを目的とする。方法は、乳幼児教育・保育を受けている「ハーフ」の子どもと家族を対象に、質的研究を用いることで、その多文化的な経験のなかの内面の葛藤や課題まで迫ろうとするものである この研究の目的は、日本で生活をする「ハーフ」の乳幼児とその家族を理解し、その生活世界を明らかにすることを目的とする。方法は、乳幼児教育・保育を受けている「ハーフ」の子どもと家族を対象に、質的研究を用いることで、その多文化的な経験のなかの内面の葛藤や課題まで迫ろうとするものである。研究では,日本の典型的な幼稚園の一日を映像化するビデオを作成した。これを見ることでの「ハーフ」家庭の反応を、映像エスノグラフィーという手法で(Burke, 2013; Burke & Duncan, 2015)で分析する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在、(1) 研究の具体的な対象(協力者・協力団体)に対して
①公立幼稚園、保育所作成のための観察)
②いわゆる「ハーフ」の幼児を育てる家庭(父親、母親、きょうだい)(広島県呉市、東広島在住の)10家族を選定している。
今後は、①公立幼稚園、保育所でのビデオ作成(東広島市内での幼稚園、保育所を予定している(6-7月)。

今後の研究の推進方策

①幼稚園保育所においてのビデオ撮影については、各園長、所長に研究の目的を説明し了解を得る、また保護者については、同様に研究の目的を説明し、映像に映ることを希望しない者については、事前に連絡してもらうこととする。また、作成されたビデオを、幼稚園、保育所において、園長所長、教員、職員に見てもらい、倫理的な問題点がないか、チェックしてもらう。

②「ハ―フ」の幼児を育てる家庭でのビデオ聴取と意見の聞き取り
研究担当者が、直接守秘義務及び個人情報取り扱いの誓約書及び、承諾書を交した上で、協力の同意を得る予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Hafu children's experience of Japanese early childhood education2015

    • 著者名/発表者名
      Rachael Burke
    • 学会等名
      JAPAN’S NEW IMMIGRANTS: CAPTURING THE CHANGING ETHNO-SCAPE IN A GLOBALIZING SOCIETY
    • 発表場所
      Institute of Asia-Pacific Studies, Waseda University, Tokyo
    • 年月日
      2015-02-12 – 2015-02-15
    • 招待講演

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公開日: 2016-06-01  

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