研究課題
アップコンバージョン材料や持続発光性材料の効果を高効率的に生かすための可視光型光触媒の開発を更に進めた。昨年度得た炭素ミクロ球-チタニアコアシェル構造複合型光触媒の合成条件を精査し、従来のグラフェン複合材料を超えた可視光活性を得ることができた。また、当該触媒は450nmより長い波長範囲での活性が市販の白金系触媒のそれよりも高かったことが分かった。水処理・排ガス処理に応用しやすいために、ナノセルノースファイバーを基質材として、開発したコアシェル型光触媒と高次複合型フィルター材を作る試みをした。その結果、市販白金系触媒を用いる場合と比べ、本研究で開発した触媒を用いた場合の方が水流フラックスが早く、光触媒活性も高かったことを確認した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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