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2014 年度 実績報告書

CD11blowCD45+monocyteの血管成熟化に関する機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 14J00045
研究機関大阪大学

研究代表者

河原 弘宜  大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
キーワード末梢血単核球 / pericyte
研究実績の概要

【研究目的】
腫瘍血管新生抑制をより効率良くするために、単核球のpericyteへの分化誘導の詳細について解析を行った。さらにこの単核球が腫瘍構築・増殖にどの段階でどの程度影響を与えるか調査を行った。
【研究内容】
まず末梢血に存在する、pericyteに分化すると報告されている分画を蛍光標識を施した抗CD11b抗体と抗CD45抗体で染色し、FACSを用いて回収した。これにPDGFやVEGF等の血管内皮細胞・pericyte分化に関与する各成長因子を各濃度で組み合わせて添加し、ディッシュ上にて一定期間培養し、pericyteに発現するα-SMAにて染色しpericyteへの分化の有無の確認を行った。その結果、一部にはα-SMA陽性細胞が観察されたがその割合は低いことが明らかとなった。
次に腫瘍内に単核球を移植することにより、腫瘍内におけるpericyte誘導が末梢血単核球の分化によるものか解析した。腫瘍内血管中にα-SMA陽性のものは観察されなかったがGFP陽性CD31(血管内皮細胞マーカー)陽性らしきものもごく一部に観察された。しかしその腫瘍を用いて再度FACS解析を行ってもGFP陽性CD31陽性の細胞は確認できず血管内皮細胞に分化しているかどうか同定できなかった。
最後に上記の結果よりpericyteではなく血管内皮細胞に分化する可能性が示唆されたため、GFPマウスより回収した末梢血単核球と腫瘍細胞を混合しマウスへ皮下移植を行い免疫染色により血管内皮細胞への分化を調査した。その結果、先述した結果よりはわずかではあるが多くのGFP陽性CD31陽性細胞が観察された。しかし血管全体を構成しているわけではなく一部の血管のさらに部分的に存在していることが確認された。また血管密度や腫瘍の大きさが顕著に変化することもなかった。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

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公開日: 2016-06-01  

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