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2016 年度 実績報告書

哺乳類上皮細胞のapical膜形成メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 14J05233
研究機関九州大学

研究代表者

早瀬 純也  九州大学, 医学研究院, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2017-03-31
キーワード上皮細胞 / apical膜形成
研究実績の概要

上皮細胞は、体内と体外を区切ることで異物侵入を阻止する一方で、腸管では栄養物を吸収し、腎尿細管では老廃物を排泄するといった多様な役割を果たす。上皮細胞がこのような適切な機能を発揮するためには、体外環境に接するapical膜と体内環境に接するbasolateral膜という性質の異なる膜ドメインを形成し、維持することが必要不可欠である。今までのところ、哺乳類上皮細胞において何がapical膜を規定し、どのような過程を経てapical膜が形成されるのかは明らかにされていない。申請者はこれまでの研究結果から、Crumbs familyタンパク質の1つであるCrb3がapical膜形成を促進することを明らかにした。本研究において、これまでにCrumbs familyの解析を中心としたapical膜形成メカニズムの解明を目指して解析を行ってきた。また、apical膜規定因子の同定に加え、上皮細胞 のapical膜ドメインがどのように形成されるのかを明らかにするため、長時間高分解能タイムラプスイメージングの実験系を立ち上げ、解析を行ってきた。
本年度は回折限界を超える超解像顕微鏡を用いることにより、3次元培養中におけるapical膜タンパク質の挙動だけでなく、basal膜タンパク質が細胞膜に運ばれる新たな輸送メカニズムを見出し、細胞外基質中で上皮細胞がapico-basal polarityを形成する機構を明らかにすることができた。今後はこれまでに明らかにしてきた細胞外基質中における上皮細胞のapical膜及びbassolateral膜の挙動の変化について論文として報告する予定である。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] Ric-8A-mediated stabilization of the trimeric G protein subunit Gαi is inhibited by pertussis toxin-catalyzed ADP-ribosylation.2017

    • 著者名/発表者名
      Chishiki K, Kamakura S, Hayase J, Yuzawa S, Sumimoto H
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun.

      巻: 483 ページ: 941-945

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2017.01.036.

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Ric-8A, an activator protein of Gαi, controls mammalian epithelial cell polarity for tight junction assembly and cystogenesis.2017

    • 著者名/発表者名
      Chishiki K, Kamakura S, Hayase J, Sumimoto H
    • 雑誌名

      Genes to Cells

      巻: 22 ページ: 293-309

    • DOI

      10.1111/gtc.12477.

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16  

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