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2015 年度 実績報告書

GOAT及びグレリン受容体の立体構造に基づいたグレリン脂肪酸修飾・認識機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14J06159
研究機関京都大学

研究代表者

椎村 祐樹  京都大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
キーワードGPCR / グレリン / 構造解析
研究実績の概要

今年度はグレリン受容体の結晶構造解析に向けて、熱安定化変異体のスクリーニングおよび新規化合物による安定化効果のスクリーニング、精製グレリン受容体の結晶化に取り組んだ。
これまでグレリン受容体の結晶化に成功していない理由として、グレリン受容体自身の基礎活性が非常に高いため、安定性が低く精製が困難であることが考えられた。そこで、受容体のさらなる安定化を図るために出芽酵母を用いた変異体スクリーニングを行った。その結果、受容体の安定性を向上させる新たな点変異を3箇所見出した。この結果をもとに、発現宿主を昆虫細胞に変更し、大量培養およびアフィニティーカラムによる精製を行ったところ、これらの変異体はこれまでのコンストラクトと比較して発現量も高く、再現よく精製できることが確認された。
加えて、受託合成によってさらに2種類のグレリン受容体阻害剤を入手した。これらの阻害剤とこれまでの精製・結晶化で使用していた市販の阻害剤との熱安定性について比較検討したところ、新規阻害剤では、いずれも熱安定性が5度以上上昇することが確認された。
現在、これらの検討に基づいて精製グレリン受容体の結晶化を試みているが、これまでのところ結晶は得られていない。今後、結晶化の条件などについて細かく検討していく必要があると考えられるが、変異体のスクリーニングおよび新規阻害剤の作製によってグレリン受容体の安定化を図れたことは研究全体を通して大きな成果であり、研究は着実に進展しているものと考えられる。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Evaluation of growth-hormone secretagogue receptor mutants using Saccharomyces cerecisiae-Fluorescece Size Exclusion Chromatography system2016

    • 著者名/発表者名
      Yuki Shiimura, Takuya Kobayashi, Masayasu Kojima, So Iwata
    • 学会等名
      G Protein-Coupled Receptors: Structure, Signaling and Drug Discovery; Keystone symposia.
    • 発表場所
      Colorado, USA
    • 年月日
      2016-02-21 – 2016-02-25
  • [学会発表] 抗GHSR抗体の作製とその評価2015

    • 著者名/発表者名
      椎村祐樹、小林拓也、児島将康、岩田想
    • 学会等名
      第6回ペプチドホルモン研究会
    • 発表場所
      石川
    • 年月日
      2015-10-16 – 2015-10-17
  • [学会発表] グレリン受容体の大量発現と結晶化2015

    • 著者名/発表者名
      椎村祐樹、小林拓也、児島将康、岩田想
    • 学会等名
      第12回GPCR研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2015-05-15 – 2015-05-16

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公開日: 2016-12-27  

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