今年度は主に2つの研究テーマに取り組んできました. 一つ目は,9月までは提案した乱流影響下の剛体運動のハイブリッドシミュレーション手法を修正した.落下モーションのパターンによるモーション合成手法を提案した.レビュー結果より,論文の書き方やアルゴリズムの説明などの論文修正を実施した.この研究成果をACM SIGGRAPH Motion in Games 2015という有名な国際会議にアクセプトされた.パリでのテロ事件のため,本国際会議がカンセルされたが,国際会議EUROGRAPHICS2016と協同開催される予定がある.
二つ目は,10月からコンピュータグラフィックス分野において新たな空気力学モデルを提案した.本提案手法は,従来の空気力学モデルのパネル法を乱流の影響のパネルを利用し,汎用の幾何メッシュに流用し,モデルの代数表現より新たな力学パラメータを発見した.本手法は,指定された三次元モデルより自動的に翼の機能であるパーツを認識である.本手法より,従来の膨大な空気力学のシミュレーション計算を前処理より実時間のシミュレーションが実現できた.本研究成果は,空気力学に関わるデジタルファブリケーションとデザインに応用できる技術であることを示した.今後はデザインのインタフェースを加えて,論文投稿に進める.
今年度では,博士論文が情報処理学会の研究会推薦博士論文に選定されました,紹介文章を情報処理誌に掲載されました.
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