現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は,大きく6個のステップに分けられる。1. 従来回路の損失分離,2.整合可能な整流器の動作検証, 3.高効率化のための最適設計法確立,4.実装技術の理論的・実験的改善,5伝送コイル接続時の特性評価,6.仕様に応じた補助回路の選定法の確立。 これらのなかで,1, 2, 4, 5に関してはほぼ終了しており,想定していた進捗が得られている。しかしながら,「3.高効率化のための最適設計法確立」に関しては現在検討を行なっている段階であり,多少の遅れがある。遅れの原因として,今回提案している受電側整流器で生じる損失を正確に計算出来ない点がある。回路のインダクタで生じる鉄損に関しては理論的な算出方法が世界的に研究されている最中であり,現状では厳密な算出方法が得られていない。
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