研究課題
ケニア国西部ビクトリア湖畔のビタ県において、学童のマンソン住血吸虫症の感染リスクが居住地に依存し、その感染強度は人口密度と関連することを明らかにした。また空間疫学手法を用いて、同県における疾病集積地域を見出した (PLoS NTD, 2014)。さらに、同症を疫学的に捕捉することを目的とした診断用抗原を検索し、種特異的な調査を可能とする抗原 (SERPIN) と種に依存しない抗原(RP26)を共同研究により明らかにした (PLoS NTD, 2015)。マンソン住血吸虫症は慢性栄養失調(低身長)と関連しており、本研究から血中アルブミン値と善玉コレステロール(high density lipoprotein: HDL)値の低下との関連が示されたため、これらの知見に関して現在原著論文として執筆中である。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
PLoS Negl Trop Dis.
巻: 9巻8号 ページ: 1-17
10.1371/journal.pntd.0004021