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2015 年度 実績報告書

集学的アプローチによる注意・意識の神経メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 14J12161
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

新國 彰彦  茨城県立医療大学, 保健医療科学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
キーワード視知覚 / 意識 / 確信度 / 注意 / 信号検出理論
研究実績の概要

注意と意識の相同性を、確からしさ(確信度)という観点から問うために、初年度には、確信度の成立過程において、霊長類の共通性を支持する知見を得ている。本年度は、もう一端の標的である注意のコンポーネントへ踏み込んで、検証した。同一の視覚刺激に対し、異なる二つの刺激特徴に着目させ、それぞれの条件から得られる確信度を比較した。その結果、着目させた刺激特徴によって、表出される確信度が、信号検出理論による予測値から逸脱することが判明した。このような現象は、呈示する刺激の種類や、条件間での判別成績の違いにはよらず、観察された。このことは、外界のどのような側面に注意を払うかという能動的プロセスによって、主観評定に反映される情報が左右されることを意味している。以上から,我々の視知覚系は,物理的に同一のボトムアップ情報を受け取ったとしても,トップダウン信号に応じて,質的に異なる情報処理を行い,また,その情報が主観的経験として変換する過程においても,量的に異なる確からしさが付与されていることが推察された。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 視覚性メタ認知における相対的盲目2016

    • 著者名/発表者名
      新國彰彦,沼田憲治,小村豊
    • 学会等名
      第23回脳機能とリハビリテーション研究会学術集会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2016-04-24 – 2016-04-24
  • [学会発表] A shared mechanism of metacognition in animals and humans2015

    • 著者名/発表者名
      Nikkuni A, Miyamoto A, Numata K, Komura Y
    • 学会等名
      Neuroscience 2015, Society for Neuroscience
    • 発表場所
      Chicago, USA
    • 年月日
      2015-10-19 – 2015-10-19
    • 国際学会

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公開日: 2016-12-27  

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