現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度の具体的な目標は、①特異糖鎖の候補選出、②膵α-アミラーゼの糖鎖認識の消化器疾患への関連を調べるために外部機関との共同研究の開始、③ジペプチジル・ペプチダーゼ4(DPP-4)の精製であった。①に関しては、糖質消化の抑制糖鎖としてマンナンを候補化合物として選出できた。②は外部機関としてイェール大学医学部消化疾患部門のGorelick研究室と共同研究を開始し、膵腺房細胞の生細胞単離技術を習得することができた。③では、DPP-4の基質、分子量、等電点、熱抵抗性を利用して精製を進めることができた。 また、昨年度の研究結果をまとめ、The Journal of Biological Chemistoryに論文発表(K. Date et. al., J. Biol. Chem., 290 (28):17439-50, 2015)した。 以上の理由から、おおむね順調に進展しているとした。
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