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2016 年度 実績報告書

アフリカ諸言語の言語接触に関する記述調査研究-タンザニア・マア語の2変種を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 14J40066
研究機関京都大学

研究代表者

安部 麻矢  京都大学, アジア・アフリカ地域研究科, 特別研究員(RPD)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2017-03-31
キーワード言語接触 / マア語 / 混合言語 / バントゥ諸語 / 記述言語学 / 社会言語学
研究実績の概要

まず、6月20日から22日に行われた、6th International Conference on Bantu Languagesにおいて、マア語の反実の条件文についてポスター発表を行い、他のバントゥ諸語研究者と積極的に意見を交換した。
8月2日から25日までは、タンザニアで現地調査を行った。これまでの現地調査でまだ訪れたことのない地域を訪問し、言語使用の状態を観察すること、またそれぞれの地域で見られる方言差を観察することを目的とした。Rangwi、Kwekanga、Malibwi、Kinkho、Mpanda、Bumbuliの6つの地域を訪問した。それぞれの地域において、聞き取り調査を行った。聞き取り調査では、年齢・学歴・居住歴などの基本情報のほか、言語使用についての質問をしたのち、先行研究で方言差があると報告されているいくつかの単語、基礎語彙200のうちのいくつかと数詞・所属詞・指示詞について聞き取りをし、記述した。この結果、先行研究では報告されてこなかった方言差と、内マア語と外マア語の社会言語学的位置づけについて、新たな情報が得られた。オランダ・ライデン大学で8月29日から31日に行われた、46th Colloquium on African Languages and Linguisticsにて、マア語のテンス・アスペクト標識の文法化について発表を行った。
帰国後は、現地調査で得られたデータをまとめ、分析のために必要な文献収集を行った。
12月10日には、第102回言語学懇話会に招待され、「マア語の2変種について―通時的な接触・共時的な接触」というタイトルで発表を行った。
またProceedings of the 8th World Congress of African Linguistic に投稿した論文は審査・訂正を経て、今年の3月末に掲載された。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Relative Clause Constructions in Ma’a/Mbugu.2017

    • 著者名/発表者名
      Maya ABE
    • 雑誌名

      Proceedings of the 8th World Congress of African Linguistic

      巻: 1 ページ: 169-180

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] マア語の2変種について―通時的な接触・共時的な接触2016

    • 著者名/発表者名
      安部 麻矢
    • 学会等名
      第102回言語学懇話会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2016-12-10
    • 招待講演
  • [学会発表] Grammaticalization of tense and aspect markers in Ma’a/Mbugu2016

    • 著者名/発表者名
      Maya ABE
    • 学会等名
      46th Colloquium on African Languages and Linguistics
    • 発表場所
      Leiden University, The Netherlands
    • 年月日
      2016-08-29
    • 国際学会
  • [学会発表] Counterfactual conditional sentences in Mbugu2016

    • 著者名/発表者名
      Maya ABE
    • 学会等名
      6th International Conference on Bantu Languages
    • 発表場所
      Helsinki University, Finland
    • 年月日
      2016-06-20 – 2016-06-22
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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