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2004 年度 実績報告書

中等科学教育におけるオーダーメードカリキュラムの開発および展開研究

研究課題

研究課題/領域番号 15020105
研究機関広島大学

研究代表者

泉 俊輔  広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90203116)

研究分担者 内村 太郎  東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (60292885)
小川 知之  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (80211811)
川村 智  大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 助手 (60324737)
島田 敏宏  東京大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10262148)
松村 直人  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (30332711)
キーワード高大連携型科学教育 / 合宿型セミナー / スーパーサイエンスハイスクール / 失敗に対する頑強性 / 「浮きこぼれ」
研究概要

今日まで様々な高大連携型の科学教育が行われているが,それらの活動のほとんどは不特定多数の(for ALLな)高校生たちと科学研究者との短期間の関わりで終わっている。しかしながら,意味のある(認知的)学習は時間を経ながら徐々に生じる累積的な過程である。このような考えの下に,われわれは科学的才能にあふれる(for Excellenceな)高校生と科学者集団とが中・長期的に関わってゆくことで,創造性や問題解決能力の育成など高校生たちの科学リテラシーに質的な変容が起きることを期待して本研究を行っている。
本研究では「数理科学セミナー」,「『数理の翼』夏季セミナー」および「福岡湧源セミナー」などの合宿型セミナーを主催および支援した。またインターネットを介した高校生と科学者集団との長期的な関わりを支援した。また高校生と科学研究者集団との中・長期的な高大連携型の科学教育の実践を行なってゆく中で,参加高校生たちの科学的思考がどのように変容するかについて解析を行った。その結果,open-endな活動を行なうことによって『失敗に対する頑強性』が養われることが明らかになった。また,科学的才能にあふれる高校生たちが現在の学校教育の中では、科学への興味・関心をストレートに表現できない『浮きこぼれ』ていることを発見した。このような観点から理数系科目の「才能ある生徒たち」にその資質に相当する科学プログラム(Science for Excellence)の必要性を提案した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of adaptation to velocity on time estimation2005

    • 著者名/発表者名
      Kawamura, S.
    • 雑誌名

      Bulletin of Graduate School of Human Sciences, Osaka University 31

      ページ: 12

  • [雑誌論文] 大学側から見たスーパーサイエンスハイスクールへの取り組み-Science for ALLからScience for EXCELLENCEへ2004

    • 著者名/発表者名
      泉 俊輔
    • 雑誌名

      化学と教育 52(10)

      ページ: 594

  • [雑誌論文] 「先端科学を理解する」教育プログラムの開発研究(2)2004

    • 著者名/発表者名
      泉 俊輔 他 11名
    • 雑誌名

      広島大学学部附属学校共同研究紀要 32

      ページ: 241

  • [雑誌論文] Comparison of the perceived distance traveled by an approaching object with the theoretically calculated distance2004

    • 著者名/発表者名
      Nate, H., Kawamura, S.
    • 雑誌名

      Perception 33

      ページ: 167

  • [図書] デジタル社会のリテラシー2003

    • 著者名/発表者名
      山内祐平
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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