研究課題/領域番号 |
15020202
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
中村 紘司 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (40007563)
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研究分担者 |
山崎 正吉 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (80107242)
三橋 功一 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (40166062)
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キーワード | 算数教育 / 数学教育 / 実践知 / 教材研究 / 算数的活動 / 数学的活動 |
研究概要 |
算数・数学教育で、児童・生徒が技能の習得と概念や原理・法則について理解を深めるために、まず、教師が教材研究において算数・数学的活動を行い、児童・生徒と同じ(と想定される)学習行動を経ておく事が肝要と考えた。教師のこのような体験を通した変容が、児童・生徒が主体的に算数的活動や数学的活動を行い、豊かな数理論理的思考を獲得し、本質を追求する学習の授業設計のために大事である。教師が、算数・数学的活動を通して、日常の事象の(数理)教材化について数学的意味を深め、授業について実践的能力を伸ばすことについて、いわゆる「教育の実践知」に基づいた支援のための情報システムの開発を開始した。 研究初年度にあたる平成15年度は、「日常の事象(素材)の学習教材化」をキーワードにした教材の前段階の素材の収集とデータベース化 (1)日常の事象(素材)の収集と数学的意味やその他教材としてのアノテーションの付加、データベース化 (2)児童・生徒の学習行動と教師の教授行動を「実践知」として明示化するため、児童・生徒の学習行動が教師の経験蓄積だけでなく、論理化に向けて体系化をはかるため、数学教材の構造化から授業設計との結びつきを図る (3)原理・法則、概念獲得のため、すなわち算数的活動や数学的活動の操作の事例収集と電子データ化 のため開発環境の整備を図り、資料収集(先行実践、素材収集、教員・学生などへの調査結果など)とその電子データ化を開始した。
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