研究概要 |
身の回りで起こった現象に対する興味・関心を醸成し、それをサポートすることを目的に、雪と気象情報に関するWebコンテンツ開発と教員研修プログラムの開発を進めた。教育現場の教員と連携しながら作業を進め、より実践的に役立つものを目指した。 ・科学と社会との関わりを意識しながら、「雪」に関する様々な情報を提供するWebページ「北海道雪たんけん館」の開発を進めた:1)前年度に開発した雪面カメラからの画像をWebページ上に取り込み、雪面からの映像と積雪深が表示できるようにした,2)前年度に撮影した空撮ビデオ映像・写真を収録:降雪をもたらす雲、排雪場、十勝から見た日高山脈(天気界)など。人工雪崩のビデオ映像も収録,3)固体降水粒子の写真約300枚を「雪の結晶」、「雪片」、「雲粒付雪結晶,あられ」に大別し、収録,4)北海道の冬や雪まつりなどを題材とした雪を扱った英語ページを制作。 ・トップページへの年間アクセス数は9万件超であった。平日・日中のアクセスが多いことから、学校からの利用が多いと推定される。また、年間200件を超える質問に回答した。小学校5年生が約半数であった。雪に学ぶ子どもたちをサポートするという意図に沿っていた。 ・気象衛星の更新に伴い、画像を提供するシステムを新たに構築し、そのWebデザインを行った。静止衛星の仕組み、画像の種類をグラフィックに解説した。気象衛星画像の見方に関する教員向けガイドブック(pdf版)を作成した。 ・気象情報を扱った教員研修プログラムを開発した。気象衛星画像の見方やインターネットから得られる気象情報、天気予報の仕方、山での気象観測などの演習からなる。
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