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2003 年度 実績報告書

科学的思考力と言語能力を育むための初等中等理科教材の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 15020229
研究機関静岡大学

研究代表者

久田 隆基  静岡大学, 教育学部, 教授 (40022214)

研究分担者 萱野 貴広  静岡大学, 教育学部, 教務員 (30293591)
丹沢 哲郎  静岡大学, 教育学部, 助教授 (60272142)
熊野 善介  静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
三井 豊子  静岡大学, 教育学部, 講師 (90303718)
大塚 浩  静岡大学, 教育学部, 教授 (10233181)
キーワード科学的思考力 / 言語能力 / 中学校理科 / 小学校理科 / 理科教材 / 理科授業 / 授業分析 / 科学的探究
研究概要

本研究では,子どもたちが自分の考えを豊かに発想し、表現していくことを実現し,児童生徒の科学的思考力や言語能力を育成するための理科授業実施プログラムを開発することをねらいとしている。特に,理科実験を授業の核にしてそれらの能力を培う場面を取り入れた実施プログラムを開発する。
平成15年度は,「金属の燃焼から,物質の不思議を探ろう」という題材の中学校2年生の授業と「べっこう飴をつくる」という題材の小学校5年生の授業を対象に、生徒・児童たちによる追究や討論活動ですすめる授業が行われた。種々の実験や討論を通して子どもたちは自分なりの考えをつくる手がかりを得たり,仲間の考えのよさを取り入れながら,自分たちなりに納得する考えを創っていくことができた。
実験授業終了時での中学2年生の生徒たちの振り返りと感想からは,「楽しい追究だった」,「おもしろかった」という生徒が多い一方で,「難しかった」という生徒もいた。また,「自分なりの考えが出すことができた」や話し合いや討論のもたらす意義や効果について述べているものも多くあった。小・中学校のいずれの授業も協同的な追究や討論活動のよさを子どもたちは感じ取ることできた一連の授業であった。授業分析と授業の中での発話活動および言語的な現れは分析途上にあり、その結果や成果はまもなくまとめられる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 久田隆基: "理科授業における「観察・実験」の意義と役割-中学校理科教師および中学生の意識-"静岡大学教育学部研究報告(教科教育学篇). 34. 65-82 (2003)

  • [文献書誌] 大隅崇史, 川島久美子, 久田隆基: "理科授業における「観察・実験」のねらいや役割に関する中学校理科教師の意識"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 1. 272 (2003)

  • [文献書誌] 熊野善介, 久田隆基, 丹沢哲郎: "「静岡エネルギー環境教育研究会」における産・官・学の連携を基盤とした教師教育について"日本教科教育学会誌. 26(3). 79-82 (2003)

  • [文献書誌] 久田隆基: "CD-ROM版中学校理科教育実践講座 理論編3"ニチブン. 290 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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