研究課題/領域番号 |
15020235
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
村田 隆紀 京都教育大学, 学長 (10027675)
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研究分担者 |
谷口 和成 京都教育大学, 教育学部, 助手 (90319377)
宮永 健史 和歌山大学, 教育学部, 教授 (60031796)
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キーワード | 物理教育 / 高大連携 / アドバンシング物理 / 授業実践 |
研究概要 |
『アドバンシング物理研究会(京都・和歌山)』はイギリスの新しい物理カリキュラムを研究することを目的として大学と高校の教員で組織し、平成14年からの活動を通じて高大連携を進めることを重要な目的としている。その中では、高校生と大学生に対して公開講座の形で授業実践を行っている。 今年度はテキスト第9章の「次の動きを推測する」(力学・運動学分野)を選び、昨年と同様、京都で公開講座の形で授業実践を行った。また和歌山では昨年京都で行った「センシング」の講座を行った。公開講座を準備するにあたっては、通常の教室ではできない授業を試みることをめざし、ソフトウェアを使ったデータ取り込みやその処理なども積極的に導入したプランを作成した。その中では、生徒が現実の現象を解析する上で物理学の手法を使うことや、IT技術の活用、オープンエンドな探求学習の指導方法を模索すること、生徒達が新しい姿勢で実験に取り組むことができるようなアドバイスを与えることなどを目的とした。 京都での公開講座は、8月21日から23日まで、京都市内の高校生19名と京都教育大学の大学生3名、合計22名の受講者を集めて実施した。和歌山では8月22日から24日まで和歌山大学教育学部において行った。その中では、与えた課題を自由に実験し、結果を発表することや、ソフトウェアを使ったデータ取り込みと解析の実習、班別の研究的実験を行い、最後にその結果を発表させるなどの内容で行った。その結果、オープンエンドな探求学習は、生徒の満足度が高いことがわかり、またIT機器に対しては生徒達がわずかなアドバイスで容易にさまざまなソフトウェアを使いこなすことができた。 来年度も「アドバンシング物理」の第1章と第3章を使った公開講座を予定している。
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