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2004 年度 実績報告書

「東アジア出版文化の研究」調整班(A)出版機構研究

研究課題

研究課題/領域番号 15021102
研究機関京都大学

研究代表者

金 文京  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60127074)

研究分担者 磯部 彰  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90143841)
井上 進  名古屋大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40168448)
小川 陽一  大東文化大学, 文学部, 教授 (30007356)
花登 正宏  東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60107175)
陳 仲奇  島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (00326399)
キーワード明代の出版 / 三国英雄志伝
研究概要

「出版機構研究」の推進のため以下の研究発表会を、平成16年10月11日に東京の学士会館で行い、他の班からの出席者をふくめて7名が参加し、意見交換を行った。
1井上進(名古屋大学)「明代中期の出版と学術風気」
明代後期の古典復興の気運が出版にあたえた影響について、『史記』『文選』などの刊本を例として具体的に解説した発表であり、この時期における出版隆盛と学術動向の関係を考えるうえで有意義であった。
2中川諭(新潟大学)「六巻本『三国英雄志伝』について」
明代末期から清代初期にかけて数多く出版された『三国志演義』の版本の中で、特異な位置を占める六巻本『三国英雄志伝』の諸テキストについて、あらたに発表者が調査した上海図書館所蔵のテキストと従来知られていた東京大学東洋文化研究所所蔵テキストを比較し、これまで清代を通じて流通したと考えられた毛宗崗本の流行が、清代後期にはじまることを論じた。
以上の発表は、出版機構の背景となる社会全体の学術、文化動向と実際の流通状況を論じたもので、本分野の研究に少なからぬ貢献をしたと認められる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 元曲の女性像2004

    • 著者名/発表者名
      金 文京
    • 雑誌名

      中国21 20

      ページ: 69-86

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 明末清初教派系宝巻の版本について2004

    • 著者名/発表者名
      磯部 彰
    • 雑誌名

      東北アジア研究 7

      ページ: 205-235

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 『二十五史』の校点出版の背景について2004

    • 著者名/発表者名
      陳 仲奇
    • 雑誌名

      アジア出版文化研究-にわたずみ

      ページ: 167-182

  • [図書] 邯鄲夢記校注2004

    • 著者名/発表者名
      金文京, 李暁
    • 総ページ数
      277
    • 出版者
      上海古籍出版社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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