1.「文革期文学雑誌目録(1)」の書籍としての刊行。 昨年度「天津文芸」(天津)、「遼寧文芸」(瀋陽)「湘江文芸」(長沙)の3種について、創刊時から76年末までの目次を集めた「文革期文学雑誌目録(1)」を研究成果中間報告として刊行した。本年度、これを「国際《文革文学》研究叢刊」第1期として公刊した(花書院(福岡);04年11月)「西日本新聞」12月21日文芸欄で紹介。 2.「文革期文学雑誌目録(2)」の刊行。 「福建文芸」(福州)、「安徽文芸」(合肥)、「黒龍江文芸」(ハルピン)、「江蘇文芸」(南京)、「雲南文芸」(昆明)の5誌の目録を「文革期文学雑誌目録(2)」(3月刊)として刊行し、その電子化資料を文革期文学研究会のホームページで公開する予定。 3.台湾の中国大陸研究者によるレビュー 台湾における中国大陸非公然刊行物研究の第1人者・劉勝驥(政治大学)教授から本研究について意見を聞き、資料の提供を受けた。また『中共研究』雑誌社で座談会を開き、台湾の中国大陸研究者と意見を交換した。 4.資料調査 8月武漢大学、湖北省図書館、武漢市図書館で、11月台湾大学、外交部大陸委員会などで中国大陸非公然刊行物の資料調査・収集をおこなった。 5.国際学会 5月韓国プサン東亜大学で開催された文革期文学国際学会に出席し報告をおこない、また国際文革文学研究会を結成した(九大岩佐研究室に事務局をおく)。 3.研究課題について第6回研究集会(6月)で研究発表をおこなったほか、10月京都下京学会で報告した。
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