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2005 年度 実績報告書

時系列病理形態理解に基づく知的CAD

研究課題

研究課題/領域番号 15070206
研究機関京都大学

研究代表者

杉本 直三  京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20196752)

研究分担者 英保 茂  京都情報大学院大学, 教授 (40026117)
関口 博之  京都大学, 情報学研究科, 助手 (90243063)
松田 哲也  京都大学, 情報学研究科, 教授 (00209561)
水田 忍  京都大学, 情報学研究科, 助手 (40314265)
浦山 慎一  京都大学, 医学研究科, 研究員 (10270729)
キーワード医用画像処理 / 診断支援システム / 心臓イメージング / 多次元画像 / 動画像 / 高速撮影 / 画像の重ね合わせ
研究概要

高コントラスト3次元MRI法:
昨年度開発した3次元タグ画像撮像シーケンスに改善を加え,2次元撮像でのみ可能であったTARD法(アーティファクト除去法)の適用を可能とした.また,患者の撮像に向けて,外部センサで記録した呼吸データを用いてレトロスペクティブに呼吸同期を行う手続きを確立し,最適な画質を得るための再構成手法とパラメータ調整について検討を行い,良好な結果が得られ始めている.
心血管の抽出・認識と定量解析:
多次元画像からの領域抽出(血管を主対象としたものと,位相構造の把握を主眼としたもの)のためのインターフェイスを試作した。また,評価班からの指摘に従い2次元時系列画像の定量解析にも取り組んだ.具体的には,冠動脈像の時空間位置合わせと合成(時空間パノラマ)・冠動脈像の濃度解析による心筋機能評価を行った.タグ画像解析については,タグ解析の前提となる画像位置あわせについて,タグコントラストに着目したタグ画像に特化した手法を考案し検討を行った.
システム開発の継続と発展:
ヒト胎児3次元時系列データベース閲覧システムについては,データ数の充実やシステムの高度化が順調に行えている.また,時系列データ取り扱いの基礎的検討として,従来から提案している多次元画像の位相構造可視化手法であるCN(Contour Nest)あるいはRBCT(Region Based Contour Tree)を利用して形態や構造の変化を可視化する方法について検討を行い,その可能性を示唆する結果を得た.ステントグラフト留置術支援システムにおいては,術中支援のための画像重ね合わせと表示システムについて臨床データを用いた評価を継続している.

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (15件)

  • [雑誌論文] Region-based Contour Treeによるディジタル画像からのインタラクティブな領域抽出2006

    • 著者名/発表者名
      諏訪裕子
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D-II (印刷中)

  • [雑誌論文] Four-dimensional MR tagged imaging and image processing2006

    • 著者名/発表者名
      S.Urayama
    • 雑誌名

      CARS 2006 (印刷中)

  • [雑誌論文] 冠動脈造影像のパノラマ動画像の作成2006

    • 著者名/発表者名
      原口 亮
    • 雑誌名

      生体医工学 44・1(印刷中)

  • [雑誌論文] シネアンジオ画像からの心筋灌流評価法2006

    • 著者名/発表者名
      関口 博之
    • 雑誌名

      信学技報 105・580

      ページ: 117-120

  • [雑誌論文] Contour Nestを用いた3次元構造変化の可視化2006

    • 著者名/発表者名
      水田 忍
    • 雑誌名

      信学技報 105・580

      ページ: 81-84

  • [雑誌論文] Description of Digital Images by Region-Based Contour Trees2005

    • 著者名/発表者名
      S.Mizuta
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 3656

      ページ: 549-558

  • [雑誌論文] Theoretical Solutions of Transient Spin Dynamics in Coherent SSFP2005

    • 著者名/発表者名
      S.Urayama
    • 雑誌名

      Proc.13^<th> annual meeting of ISMRM

      ページ: 2376

  • [雑誌論文] 多次元等値面の位相構造提示手法Contour Nestの詳細評価2005

    • 著者名/発表者名
      小野 俊樹
    • 雑誌名

      信学技報 105・534

      ページ: 177-182

  • [雑誌論文] Region-based Contour Treeを用いた3次元MRM画像からのヒト胎児標本領域の自動抽出2005

    • 著者名/発表者名
      杜 楽宇
    • 雑誌名

      信学技報 105・386

      ページ: 39-44

  • [雑誌論文] 3次元再構成を目的としたヒト胎児連続切片標本画像の効率的取得とその整理2005

    • 著者名/発表者名
      飯田 智子
    • 雑誌名

      信学技報 105・386

      ページ: 27-32

  • [雑誌論文] 外部センサを用いた呼吸同期4次元MRタギング法2005

    • 著者名/発表者名
      浦山 慎一
    • 雑誌名

      信学技報 105・303

      ページ: 41-46

  • [雑誌論文] 冠動脈造影像のイメージモザイク2005

    • 著者名/発表者名
      原口 亮
    • 雑誌名

      信学技報 105・303

      ページ: 35-40

  • [雑誌論文] TARD(Transient Artifact Reduction with Dispersion of phase)法における最適RF位相増分角測定法2005

    • 著者名/発表者名
      浦山 慎一
    • 雑誌名

      日本磁気共鳴学会抄録集 25

      ページ: 216

  • [雑誌論文] ヒト胎児時空間4次元モデルの構築と胎児標本3次元画像との並列表示2005

    • 著者名/発表者名
      水田 忍
    • 雑誌名

      信学技報 105・65

      ページ: 19-24

  • [雑誌論文] Contour Nestによる多次元等値面の位相構造表示とその評価2005

    • 著者名/発表者名
      小野 俊樹
    • 雑誌名

      信学技報 105・62

      ページ: 19-24

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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