研究課題/領域番号 |
15071101
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
福井 康雄 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (30135298)
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研究分担者 |
山本 智 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80182624)
小川 英夫 大阪府立大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20022717)
河野 孝太郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (80321587)
長田 哲也 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80208016)
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キーワード | 宇宙物理 / 光学遠赤外線天文学 / テラヘルツ / 赤外材料・素子 / 天文 / 電波天文学 |
研究概要 |
本特定領域がわが国のサブミリ波天文学推進の中核であることを配慮し、同分野の全国的展開と国際的な波及作用を俯瞰しつつ領域のとりまとめを行うべく、検討会や成果報告を行った。計画研究(課題番号15071203)では、継続して「なんてん2」サブミリ波望遠鏡サブミリ波多ビーム受信機「SMART」の試験観測を行い、多くの興味深い観測結果が得られた。平成19年度から20年度の切り替わり時期に研究会を開催し、本特定領域の計画研究、および公募研究による、装置開発とそれを用いた研究結果や、シミュレーションやモデル構築による理論的な研究成果の報告会とした。さらに、本特定領域の成果をまとめるうえでの課題について議論を行い、本年度は、これらの課題を検討し、観測、理論的研究等を進め、研究打ち合わせを行った。また、国内外で開催された各種国際会議、ALMA星形成・惑星系形成ワークショップ(茨城大学)、ミリ波サーベイワークショップ(オーストラリア)、国際天文連合シンポジウム256:マゼラニックシステム(イギリス)、高エネルギーガンマ線天文学研究会(ドイツ)等に参加し、最新の研究成果を報告した。以上は、本特定領域において十分な成果があったことを示し、ASTE、なんてん2といった現行の国際プロジェクトや、アタカマサブミリ波大型干渉計などの将来プロジェクトにおいて、日本のサブミリ波天文学グループが貢献度高くプロジェクトを推進していること表している。
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