研究分担者 |
長澤 武 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (10118440)
里 周二 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (10215759)
中村 恭志 東京工業大学, 理工学部, 助教授 (40323315)
湯上 登 宇都宮大学, 工学研究科, 助教授 (60220521)
菊池 崇志 宇都宮大学, 工学部, 助手 (30375521)
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研究概要 |
マイクロプラズマの性質の解明および評価方法の確立し,シミュレーションおよび基礎実験により,(1)マイクロ荷電粒子バンチ生成,(2)マイクロプラズマの性質解明及び生成制御、(3)レーザ生成マイクロプラズマからの放射現象の解明,(4)マイクロプラズマシミュレータの構築を自指している。 (1)マイクロ電子バンチ生成では,昨年度までにその物理の解明とスケーリング則を求めることができた.レーザーの高次モードで電こを横方向に閉じ込め発散を抑えると共に,縦方向に電子バンチを圧縮する効果を利用し,高い粒子密度の電子バンチの生成ができるという新たな成果が得られた.今後アト秒電子バンチなどの生成に向けての試みを行う予定である.又,レーザ照射プラズマにおいて,ターゲットの裏面にホールを設け電子雲の制御を行うことで,生成される陽子ビームの発散を抑える効果をみつけ,その物理を解明しつつある.今後に繋がる新しい成果が得られたと感じている.(2)放電によりマイクロプラズマを任意の場所に形成することを目指し基礎実験を継続している.mmサイズあ小さなプラズマトーチをX-Yステージに乗せコンピュータ制御で移動させるシステムを作成した.また,特にEUV発牛に付随して水滴からのデブリとしてのイオン生成について共同研究の成果を論文にまとめた.(3)超短パルスレーザとプラズマとの相互作用において、磁場の印加の有無によらずプラズマからコーン状に電磁波が発生されることを確認した.一方,レーザとプラズマの相互作用距離を長くするため,キャピラリ放電プラズマの生成試みている.(4)マイクロプラズマシミュレータとして,ホームページから分散した研究室のコンピュータ群上に容易にシミュレーションを行う環境とマイクロプラズマシミュレーションに欠かせない粒子コード,流体コードVlasovコードの開発を進めている.
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