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2006 年度 実績報告書

最高エネルギー粒子放射源の同定による粒子線天文学の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15077201
研究機関千葉大学

研究代表者

吉田 滋  千葉大学, 理学部, 助教授 (00272518)

研究分担者 河合 秀幸  千葉大学, 理学部, 助教授 (60214590)
草刈 英榮  千葉大学, 教育学部, 教授 (00092049)
内堀 幸夫  千葉大学, 放射線医学総合研究所, 研究員 (50342879)
キーワード宇宙線 / 高エネルギー / 宇宙
研究概要

平成18年度は、アメリカ・ユタ州現地に500台の検出器アレイを製作・設置した。装置そのものの開発は前年度までに終了しているため、本年度は大量生産および、出荷前の組み立て・試験に大半の労力を割いた。設置後の検出器に大きな損害はなく、データ収集システム・通信システムの動作確認、安定性確保への努力が継続された。8割の検出器は互いに通信可能であるが、2割の検出器は通信できていない。アンテナあるいは通信回路がヘリによる輸送時の振動で故障したためと考えられ、修理のための車両によるサイトアクセス許可を米当局に申請している。
データ読み出し回路をコントロールするソフトウエア(FPGAとリンク)はファームウエアとして整備され、GPS信号読み出し用プログラムと統合した形で開発とバグだしが進行している。ノイズが信号に乗った場合の対処がまだ不完全な状態であるが、基本性能は要求水準を満たし、現在ユタ現地に設置した検出器にアップロードしてチューニングを実施している。
データ解析の基本となる、シミュレーション・解析ソフトウエアの開発にも着手し、Java言語を用いたシミュレーションライブラリーの構築を行った。このソフトウエア開発は日米合同で行われ、detectorシミュレーションコードについては地表検出器、大気蛍光望遠鏡ともにほぼ出揃い、全体の動作試験とチューニングを遂行中である。空気シャワーカスケードシミュレータとリアルタイムに統合してend-to-endでフルシミュレーションを実行できる支援プログラムも開発中である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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