研究課題
特定領域研究
本特定領域研究の最終年度であることを強く自覚し、班員相互の連絡を密に行ない、免疫監視機構の解明を目指すように研究を推進した。生体の持っ免疫監視機構について昨年引き続き、「場」と「時間軸」を基盤とした研究が展開し、胸腺内での正負の選択における細胞移動、炎症、免疫反応の場への免疫細胞の移動、骨髄内におけるリンパ球分化の場の形成、多様性の形成の分子機構、監視対象である抗原の認識ついての機構、免疫反応の時空間的制御、リンパ節構築の分子機構、抗原認識の多様性の獲得および突然変異の導入におけるAID分子の役割、免疫記憶の本態の解明、記憶を制御する基盤的方法、シグナル伝達と機能、自己免疫病発症機構などについて斬新な研究を展開することにより、生体の持っ免疫監視機構二の実体を明らかにしてきた。昨年度までと同様に、発表論文、主な業績を随時ホームページに掲載して成果を公開してきた。この1年間でImpact Factorが20以上の学術誌に発表した論文は30編、10以上は約60編になる。免疫監視機構についての公開の国際シンポジウムを平成19年2月14、15日に開催した。海外から免疫監視機構に関連して優れた研究を展開している11名の演者を招待し、班員の中で本年度著しい成果を上げた14名とともに免疫監視機構の解明に迫る発表と討議を活発に展開した。班会議を平成18年7月(横浜)、平成19年2月(東京)の2回にわたって開催して、成果のとりまとめを行なった。これらの活動を通じて、我々が目標とした免疫監視機構の分子的基盤、その維持機構の解明を通じて、免疫監視機構の強化、修復に向けた方法の開発、などについて、多くの成果を上げるとともに、新たな情報を世界に発信出来た。
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