研究課題/領域番号 |
15082101
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
工藤 佳久 東京薬科大学, その他, 名誉教授 (20080179)
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研究分担者 |
高坂 新一 国立精神・神経センター, 神経研究所, 所長 (50112686)
池中 一裕 大学共同利用機関法人自然科学研究機構, 生理学研究所, 教授 (00144527)
小澤 瀞司 国立大学法人群馬大学, 医学部, 教授 (40049044)
宮川 博義 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (90166124)
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キーワード | ミクログリア / アストロサイト / オリゴデンドロサイト / 国際シンポジウム / ワークショップ / 精神神経疾患 |
研究概要 |
本年度は本特定領域発足4年目にあたる。この一年間の我々の特定領域班の研究成果は目覚しいものがあった(ホームページ掲載準備中)。班内グループ間の共同研究も多く、平成19年1月に行われた成果報告会の内容は満足すべきものであった。特に、ミクログリア関連研究の進展が著しく、アストロサイトおよびオリゴデンドロサイトの研究にも興味ある展開を見ている。平成18年7月13日と14日に行ったサマーワークショップは「グリア研究の新しい展開」と題して、海外で活躍する若手日本人研究者を招聘し、さらに三名の特定領域研究「統合脳」の計画班員の講演を依頼した。グリア細胞のin vivo研究および精神神経疾患におけるグリア細胞の関与など新しい展開について活発な討論が展開された。平成19年1月10日には公開国際シンポジウム「Glial cell research : a new frontier of brain science」を行い、ミクログリア研究のHelmut Kettenmann、オリゴデンドロサイト研究のVittorio Galloおよびアストロサイト研究のFrank Kirchhoffを招聘し、二人の計画班員を加えた5名の講演を行った。参加者は約200名であり、活発な討論によって充実したシンポジウムとすることができた。続いて11日と12日に二日にわたって、成果報告会を行い、シンポジウムの講演者である二人の計画班員を除く、班員38名の成果報告を行った。企画班会議については総括班会議との合同会議を含めて4回行い、総括班会議は2回行った。1月に行った企画班総括班合同会議では、最終年度に行う予定の各種学会におけるシンポジウムの計画、若手グリア研究者発掘のための研究会の企画、サマーワークショップの企画などのアウトラインをさらに2月に行った企画班会議ではその詳細についての検討を行っている。
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