研究課題/領域番号 |
15082101
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
工藤 佳久 東京薬科大学, その他, 名誉教授 (20080179)
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研究分担者 |
高坂 新一 国立精神神経センター, 神経研究所, 所長 (50112686)
池中 一裕 自然科学研究機構, 生理学研究所, 教授 (00144527)
小澤 瀞司 群馬大学, 医学部, 教授 (40049044)
宮川 博義 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (90166124)
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キーワード | サマーワークショップ / 国際シンポジウム / グリア細胞 / 公開シンポジウム / グリア画像データベース化 |
研究概要 |
平成19年度は本領域研究の最終年度にあたる。この1年間も総括班としていくつかの活動を展開した。4月には生理学研究所と共催で「グリア細胞による脳機能調節機構の解明」と題したシンポジウムに班員以外のグリア研究者を11名招き、班員が討論者として参加する形で進めた。その結果、班内のシンポジウムやワークショップでは得られない新鮮な情報を得ることができた。7月には恒例の班員全員参加のサマーワークショップを行い、9月にはNeuro2007においてグリア研究班から三題のシンポジウムを提案し、ランチョンセミナーでもグリア研究に関する講演を行った。10月には大連(中国)で開催されたアジア太平洋神経化学学会主催のグリアに関するシンポジウムに特定領域班として協賛参加し、各セッションにおいて研究発表を行った。2008年1月には本年度最後の公開シンポジウム(1/9)とそれに続く成果報告会(1/10-11)を行った。最後の行事として3月17日〜20日の4日間、フィラデルフィア(米国)において日米ジョイントグリア会議を開催する。日本側のメンバーは21名で、ほとんどが班員である。以上の事業に加えて、本年度は発足当初から行ってきた生理学研究所名誉教授、濱 清先生のグリア細胞の電子顕微鏡写真のディジタルデータベース化を完成した。本研究班でのグリア研究の展開は発足当初の予測をはるかに上回るものであり、その内容は驚くべきレベルに達している。その成果の一部はBrain and Nerve(2007年7月刊)の特集「情報伝達処理におけるグリア機能と異常」に14編の総説として発表した。特に注目すべきは班員間の共同研究が順調に進み、その成果がまとまってきたことである。平成19年度は企画班会議4回、総括班会議3回を行い、班研究の進捗を計った。
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