研究概要 |
本年度は、紛争行動本調査のデータ分析に関する昨年度までのA01・02班内部の研究会、特定領域全体研究会での報告を踏まえ、三回の学会報告に向けた研究成果とりまとめ作業を中心にデータ分析と文献研究を行った。まず、5月の日本法社会学会(於新潟大学)ミニシンポジウム「法意識と問題経験・問題処理行動」において「問題経験者の対応行動」と題する報告を行った。続いて、7月にベルリンで開催された国際法社会学会(the International Conference on Law and Society in the 21st Century: Joint Annual Meetings of LSA and RCSL, July 25-28,)において、Advice Seeking Behaviour of Civil Disputants in Japanと題する報告を行った。この二つの報告は、特定領域研究のワーキングペーパー第1集と第2集に掲載し公表した。最後に、08年3月1日、2日に明治大学で開催された国際シンポジウム「法化社会における紛争処理と民事司法」において「弁護士へのアクセスAccess to Lawyers」と題する報告を行った。現在、来年度5月の日本法社会学会全体シンポジウム「民事司法過程の法社会学」での企画趣旨説明、7月の国際法社会学会(ミラノ)における報告、および、8月提出予定の論文執筆にむけて研究成果をさらにまとめ公表するための作業を継続している。
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