研究概要 |
領域の当初目標として「(1)先進性・独創性を極める,(2)強磁場新機能の適用範囲を拡大する,(3)学理の体系化をはかる,(4)共同研究・競争利用を推進する,(5)国内外研究者と連携する,(6)研究成果を国内外に周知・発信する」を掲げた. これを実現するために2回の領域全体会議,4回の研究会,3回の公開シンポジウムおよび1回の国際会議を開催した.これらの会合はすべて無料で公開し,特定領域研究の班員だけでなくこの領域に関心をもっている多くの方々が参加した.また,広報のためにニュースレターを11号発刊した.さらにホームページ(邦文版および英文版)で活動や情報の伝達を行った.特に,2005年11月に開催した国際会議International Symposium on Magneto-Scienc 2005,Yokohamaには多数の参加者(約200名,その内で海外から40名)と多くの論文発表(約100件)があり,本分野では始めての本格的な国際会議となった.参加した国外研究者は日本における研究の広がりと高度化に驚愕していた.かなりの刺激を国外にも与えたものと自負している.発表論文はCD版Proceedingsとして2006年2月に関係者に配送した.さらに,本分野では世界で始めてのテキストMagneto-Scienceを出版すべく,班員ならびに国外の研究者に執筆していただいた.2006年6月ごろに市販が開始される予定である.この分野を研究する者にとっては必携の書になるであろう. 総括班を運営するために,8回の実施委員会,3回の評価委員会(持ち回り形式),3回の拡大実施委員会を開催した.各位の協力により効果的な活動が行えた.
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