研究分担者 |
谷本 能文 広島大学, 理学研究科, 教授 (10110743)
木村 恒久 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (40264593)
尾関 寿美男 信州大学, 理学部, 教授 (60152493)
森田 浩 千葉大学, 工学部, 教授 (10092355)
山本 勲 横浜国立大学, 工学研究院, 助教授 (40242383)
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研究概要 |
特定領域研究「強磁場新機能の展開」のねらいは強磁場新機能を広範囲の物質・材料に適用できるように学理を体系化することであった。また、加えて我が国で生まれた独創的な本研究分野「磁気科学」をさらに発展させて国内外に知らしめるという使命を帯びていた.このような目的に沿うべく,研究成果の取りまとめとして英文単行本"Magneto-Science"(M.Yamaguchi and Y.Tanimoto, eds.)を平成18年10月にKodansha-Springerから刊行した。本書は世界で初めて体系化した成書であり,本分野における今後の研究の基盤となるものである。平成15-17年度3年間の特定領域研究内で雑誌論文(約250報),国際会議(約280件)などで研究成果を公表したが,本18年度においてさらに雑誌論文(約110報),国際会議(約80件)と数多く公表した。依然として継続的に活発な研究が行われていることを示している。国際会議Symposium on Materials processing under Magnetic Fields at Pacifichem 2005ならびに2nd International Workshop on Materials Analysis and Processing in Magnetic Fieldsに班員を派遣して研究成果を発表したが、本年度にその論文が発行された。本特定領域研究の関連において新規な磁場効果現象が30件以上も見出されたことである。研究は終息することはなく,ますます広がる様相を呈してきており,次なる研究プロジェクトの必要性があることを示した。本領域の研究活動により,我が国で生まれてわが国で育った独創的な磁気科学Magneto-Scienceを世界的な学問分野へと発展させることができた。
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