研究概要 |
総括班は,特定領域研究「マイクロ・ナノバイオメカニクスの開拓」を円滑に推進するための総括機能を果たすために設置され,4つの研究計画(班)で構成される本プロジェクトが効率的かつ融合的に運営されるよう,会議・研究会の企画,外国人研究者の招聘,研究成果の公表・広報活動などを行っている. 会議・研究会の企画に関しては,平成16年9月に大分県にて第1回特定領域研究進捗状況説明会および第4回全体会議を開催し,研究グループの研究成果に関する情報交換を行った.平成17年1月に名古屋市で開催された第17回バイオエンジニアリング部門講演会では,オーガナイズドセッション「マイクロ・ナノメカニクス」を企画し,本研究グループより34件の発表を行った.また,この学会期間中,第5回全体会議を開催した. 外国人研究者の招聘に関しては,今年度,本プロジェクトの領域の第一線で活躍する外国人研究者6名を招聘し,講演を依頼するとともに,最新の研究に関する情報を収集した. 研究成果の公表・広報活動に関しては,14名の研究員の研究成果をまとめた本(Biomechanics at Micro- and Nanoscale Levels, Volume I)を発刊した.また,研究員14名中11名がThe Japan Society of Mechanical Engineers (JSME) International Journalへ12編の論文を投稿し,この他にも平成16年末時点で,研究員により59編(査読付)の論文を発表した.一般にも広く情報を公開するため,平成16年4月に本プロジェクトに関する日本語版ホームページを開設したのに加え,平成17年1月には,英語版ホームページも開設した. 次年度は,今年度に引き続き,研究進捗状況説明会の開催(平成17年8月,宮城県),研究成果をまとめた本の発刊,外国人研究員の招聘(8名)を行う予定である.また,総括班会議を2回,シンポジウムを1回,それぞれ開催する予定である.
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