研究概要 |
総括班は,特定領域研究「マイクロ・ナノバイオメカニクスの開拓」を円滑に推進するための総括機能を果たすために設置され,4つの研究計画(班)で構成される本プロジェクトが効率的かつ融合的に運営されるよう,会議・研究会の企画,外国人研究者の招聘,研究成果の公表・広報活動などを行っている. 会議・研究会の企画に関しては,第2回特定領域研究進捗状況説明会および第6回全体会議(平成17年8月,宮城)を開催し,研究グループの研究成果に関する情報交換を行った.また,The 2nd Japan-Switzerland Workshop on Biomechanics(平成17年9月,京都)を共催し,The 2nd Asian Pacific Conference on Biomechanics(平成17年11月,台北)では,Special Symposium on "Biomechanics at Micro- and Nanoscale Levels"を開催した.さらに,第18回バイオエンジニアリング講演会(平成18年1月,新潟)では,オーガナイズドセッション「マイクロ・ナノメカニクス」を企画し,学会期間中,第7回全体会議を開催した. 外国人研究者の招聘に関しては,今年度,本プロジェクトの領域の第一線で活躍する外国人研究者6名を招聘し,最新の研究に関する情報を収集するとともに,そのうち5名が前述の第18回バイオエンジニアリング講演会において講演を行った. 研究成果の公表・広報活動に関しては,14名の研究員の研究内容を紹介した本(Biomechanics at Micro- and Nanoscale Levels, Introduction of the Project),および,研究成果をまとめた本(Biomechanics at Micro- and Nanoscale Levels, Volume II)を発刊した.また,研究員14名中9名がThe Japan Society of Mechanical Engineers (JSME) International Journalへ17編の論文を投稿し,14編が掲載された.本年度得られた研究成果を,一般にも広く情報公開するため,本プロジェクトに関するホームページ(平成16年4月開設)の内容を更新した. 次年度は,今年度に引き続き,研究進捗状況説明会および全体会議の開催(平成18年8月,北海道),研究成果をまとめた本の発刊,外国人研究員の招聘(8名)を行う予定である.また,第45回日本生体医工学会大会(平成18年5月,福岡),5th World Congress of Biomechanics(平成18年7月,ミュンヘン),および第19回バイオエンジニアリング講演会(平成19年1月,仙台)において,それぞれオーガナイズドセッションを企画する予定である.
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