研究課題/領域番号 |
15200018
|
研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
宮沢 彰 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 教授 (80099928)
|
研究分担者 |
山本 毅雄 国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 教授 (80011584)
フレデリック アンドレス 国立情報学研究所, ソフトウエア研究系, 助教授 (90332155)
北本 朝展 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 助教授 (00300707)
神内 敏郎 (株)日立製作所試作開発センタ, センタ長 (60399269)
ナイジェル コリアー 国立情報学研究所, 情報学基礎研究系, 助教授 (60333275)
|
キーワード | ディジタルアーカイブ / 人文社会情報学 / 東洋文庫 / 3D復元 / ポータル / メタデータ / 多言語 |
研究概要 |
人文社会情報学を対象とした情報基盤を確立するために、文化遺産情報の収集やディジタルアーカイブの具体例を用いて、支援要素となるものの抽出とその適用性を実証した。 平成16年度の具体的な成果は以下の通りである。 1.人文社会情報学の研究支援環境コンセプトの研究 益々多様化、複雑化するマルチメディアデータ資産の保存と検索・知識共有を可能にするための共通基盤として、ユニバーサルな保存蓄積のためのメタデータ化と、情報共有のための問題点の摘出と解決法について研究した。 2.インターネット上の高度なマルチメディア情報共有・活用のためのプラットフォームの実現 マルチメディア情報に関するメタデータの体系を取り入れたポータルASPICPの開発を進め、マルチメディア文化遺産などに対する多言語メタデータの自動生成の調査研究をした。 3.ディジタルシルクロード研究推進のための会合の開催 ディジタルシルクロード推進のためのユネスコとの会合を開催し、進行状況を報告し、特に中央アジアへ展開を議論した。 4.ネットワークコラボレーションによる共同作業の推進に関する実態調査 地理的に分散した各機関のもつコンテンツや専門知識の提供と統合、さらに文化と情報技術の融合を目指す遠隔調査研究を実施した。 5.東洋文庫の所蔵する図像史料のデータベース化および、地震で破壊されたイランBam遺跡の3Dディジタル復元を進めた。 6.文化遺産オンラインシステムの仮想博物館NII/Imaginary Museumとして協力し、公開した。
|