• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

潜在変数モデルを用いた構造の統計的分析

研究課題

研究課題/領域番号 15200022
研究機関名古屋大学

研究代表者

和合 肇  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00091934)

研究分担者 繁桝 算男  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90091701)
照井 伸彦  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50207495)
大森 裕浩  東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60251188)
古澄 英男  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 助教授 (10261273)
谷崎 久志  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60248101)
キーワード潜在変数モデル / マーケッティング・モデル / ベイズ推定 / 階層モデル / マルコフ連鎖モンテカルロ法 / モデル選択 / パネルデータ分析 / 状態空間モデル
研究概要

2004年度は,多くの研究者を交えて国内研究会を1回と国際シンポジウムを2回,8月と12月に開催し,潜在変数モデルの応用に関して議論した.岩手県花巻温泉の富士大学で開催された統計関連学会では,「統計学とマーケッティング」(照井)の企画セッションをオーガナイズし,興味ある応用分野を開発した.8月には行動計量シンポジウムとして「潜在変数モデルにおける最近の発展(Recent Developments in Latent Variables Modeling)」を和合と繁桝(東大)が共同企画し,日本側から5名程度の発表者を交えて,8月25-26日の2日間,東京大学駒場キャンパス数理科学研究棟で約50名が参加して行われた.因子分析,共分散構造分析,項目反応理論などは,データ発生のモデルの中に潜在変数を導入することによってモデルを構造化し,統計的推論を相対的に容易にするモデル化の方法であるといえる.これは一種の階層モデルであり,新しい発展が顕著である.そこで,最近までに達成された貢献について,10名程度の内外の研究者の講演と将来の発展について議論するために企画した.外国からの講演者として,Peter Bentler(UCLA), Wim vander Linden(Univ.of Twente), Hampursum Bozdogan(Univ.of Tennessee), Hedibert F.Lopes(Univ.of Chicago)を招聘した.12月1-2日には統計数理研究所との共催で,第3回目の国際シンポジウムとしてマーケッティングの分野に焦点を当て,"Recent Development of Statistical Modeling in Marketing-Latent Variable and Latent Structure Approach-"に関する国際コンファレンスを和合と照井(東北大学),樋口(統計数理研究所)それに阿部誠(東京大学)が共同企画し,統計数理研究所で開催し,約100名が参加して充実した議論を行った,外国からマーケッティング分野の5人の著名な研究者:Greq Allenby(Ohio State Univ.), Pradeep Chintaqunta(Univ.of Chicago), Terry Elrod(Univ.Alberta), Peter Rossi(Univ. of Chicago), Michel Wedel(Michigan State Univ.)を招聘し,日本側からも阿部(東京大学),中島(大阪大学)をはじめ10本の論文が発表され,最近進歩しつつあるモデリング手法と解釈についての講演と将来の研究方向について討論を行った.このための活動の一環として,6月にオランダのロッテルダムで開催されたマーケッティングの国際学会に和合と照井の2名が参加した.また,2005年1月にイタリアで開催されたMCMCに関する国際学会とそのサテライト・ミーティングに和合と大森の2名が参加した.研究業績としてはレフェリー付雑誌(2003年15本,2004年21本),書籍とその中の論文13本である.

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Posterior analysis of latent competing risk models by paralle tempering2004

    • 著者名/発表者名
      Kozumi, H.
    • 雑誌名

      Computational Statistics & Data Analysis 46

      ページ: 441-458

  • [雑誌論文] On Small Sample Properties of Permutation Tests : Independence Test between Two Samples2004

    • 著者名/発表者名
      Tanizaki, H.
    • 雑誌名

      International Journal of Pure and Applied Mathematics 13

      ページ: 235-243

  • [雑誌論文] A multi-move sampler for estimating non-Gaussian times series models : Comments on Shephard and Pitt (1997)2004

    • 著者名/発表者名
      Watanabe, T., Omori, Y.
    • 雑誌名

      Biometrika 91

      ページ: 246-248

  • [雑誌論文] Exact inference using variable integrating constant importance distributions2004

    • 著者名/発表者名
      Nakatsuma, T., C.Romeo
    • 雑誌名

      Computational Economics 23

      ページ: 45-70

  • [雑誌論文] Improved empirical Bayes ridge regression estimators under multicollinearity2004

    • 著者名/発表者名
      Kubokawa, T., M.S.Srivastava
    • 雑誌名

      Communications in Statistics - Theory and Methods 33

      ページ: 1943-1973

  • [雑誌論文] Bayesian Procrustes Solution2004

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Shigemasu, Takahiro Hoshino
    • 雑誌名

      Behaviormetrika 31

      ページ: 1-13

  • [図書] Computational Methods in Statistics and Econometrics (STATISTICS : textbooks and monographs, Vol.172)2004

    • 著者名/発表者名
      Tanizaki, H.
    • 総ページ数
      512
    • 出版者
      Mercel Dekker

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi