研究分担者 |
光森 通英 京都大学, 医学研究科, 講師 (10263089)
荒木 則雄 京都大学, 医学研究科, 助手 (20362486)
川下 将一 京都大学, 工学研究科, 講師 (70314234)
小久保 正 中部大学, 総合工学研究所, 教授 (30027049)
宮崎 敏樹 九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 助手 (20324973)
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研究概要 |
京都大学医学研究科において、注入システムの開発としては、注入時の動脈より逆流を防止する工夫として、緩徐かつ一定速度で注入できるよう自動化システムを開発した。 九州工業大学において、マグネタイト中空微小球の最適な作製条件を検討した。真空中種々の温度で加熱処理した試料の微細構造を粉末X線回折により調べた。その結果として、800℃ではヘマタイトのみ,1000℃ではヘマタイト及びマグネタイト,1150℃ではマグネタイトのみに帰属されるピークが検出された。加熱処理後には100μm程度の微小球において破壊が観察されたものの,粒径50μm以下の粒子はほぼ球状の形態を維持していた。加熱処理に先立ち予め数十μm以上の粒子をふるいわけにより除去しておけば,破壊した球状粒子の混入が抑制できるものと考えられる。予備的検討として,塩酸水溶液中に分散させた水酸化鉄ゾルより合成した微小球は,多数の凹凸を表面に有していた。これに対し,本年度に作製した中空微小球は前者の微小球に比べて平滑な表面を与えた。
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