研究分担者 |
松原 静郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (50132692)
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (70178820)
吉田 淳 愛知教育大学, 教授 (90115668)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
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研究概要 |
1.IEA/TIMSS-R授業ビデオ研究との協調により、平成12年度から継続的に研究を行ってきた、わが国の中学2年段階の(1)理科授業の実態とその特徴,(2)わが国における「良い理科授業」の典型的特徴,(3)「良い理科授業」実践の背景要因,(4)わが国の教育者が捉えた海外の理科授業の特徴,(5)海外の教育者が捉えたわが国の理科授業の特徴,(6)理科授業ビデオを活用した効果的な教師教育教材,についての研究成果をまとめ、研究報告書を作成した。 2.上記項目(4)(5)については,海外3か国から理科授業研究者を招聘した国際会議を開催し,国際的比較の観点から理科授業ビデオに関する分析データを収集し考察した。 3.上記項目(6)については,具体的な授業場面とその評価情報をマルチメディアに連動させ,中学校理科授業実践に関する教師教育プログラム教材として,全国の教師教育機関や教師個人が利用可能なCD-ROMとして開発した。 4.全国のさまざまな地域で優れた理科授業実践を目指して研究を重ねてきた小中学校理科教師を研究協力者とした研究グループを組織化した。宮崎、愛媛、金沢、岐阜、愛知、静岡、埼玉、栃木、千葉にて、研究代表者・分担者が主催する地区別研究会を設け,各10〜20名程度の小中学校教師からなる研究グループを組織した。各地区にて、「優れた理科授業実践」のビデオ収録について研究協議を進め、平成15年度中に7地区にて、小学校または中学校、あるいはその両方で理科授業のビデオ収録を開始した(平成18年度まで継続の予定)。 5.小中学校の標準的な理科の学習内容に関する授業を「優れた授業」実践に導く要素の抽出とその体系化について、中央研究会を2度開催し、研究成果のレビューを行った。
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