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2003 年度 実績報告書

微生物から見た東南アジアの環境評価

研究課題

研究課題/領域番号 15201006
研究種目

基盤研究(A)

研究機関大阪大学

研究代表者

那須 正夫  大阪大学, 薬学研究科, 教授 (90218040)

研究分担者 谷 佳津治  大阪大学, 薬学研究科, 講師 (50217113)
鈴木 聡  愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (90196816)
川端 善一郎  京都大学, 生態学研究センター, 教授 (80108456)
山口 進康  大阪大学, 薬学研究科, 助手 (20252702)
キーワード東南アジア / 水圏 / 微生物 / 群集構造 / 病原細菌 / DNAマイクロアレイ / マイクロコズム / 環境評価
研究概要

本課題は,アジア諸国における生活環境の健全性,安全性の確保のために,水環境を衛生微生物学的視点から評価することを目的とする.本年度は,独自に作成したDNAマイクロアレイの特定細菌検出および細菌群集構造解析における有効性を,既存法と比較することで評価し,以下の知見を得た.
1.標準菌により構成されるマイクロコズムを作成し,塩濃度の変化に対する細菌群集の応答を,16SrRNAを標的とした細菌検出用DNAマイクロアレイおよび変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)を用い追跡した.その結果,細菌群集の変化を両方法でとらえることができた.
2.異なる河川に生息する細菌の群集構造の類似性を,DNAマイクロアレイのスポットパターンおよびDGGEのバンドパターンをもとにした多次元尺度法により解析した.その結果,両方法により得られた細菌群集構造の差異は,ほぼ同等であった.
3.SalmonellaまたはYersinia菌を添加した擬似汚染試料を作成し,DNAマイクロアレイを用い,添加した細菌の検出を試みた.その結果,いずれの細菌も本手法により検出できた.
4.以上の結果より,作成したDNAマイクロアレイは細菌群集構造解析および,特定細菌の検出に有効であることを示した.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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