研究課題/領域番号 |
15201053
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
若林 正丈 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60114716)
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研究分担者 |
木畑 洋一 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10012501)
古田 元夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50114632)
黒住 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00153411)
恒川 惠市 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80134401)
駒込 武 京都大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (80221977)
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キーワード | 脱植民地化 / 植民地 / 植民地主義 / 脱帝国化 / 冷戦 / 民主化 / ナショナリズム / 経済発展 |
研究概要 |
(1)昨年度の研究成果として研究分担者駒込武と安冨歩との討論の中で「魂の脱植民地化」というコンセプトが案出された。安冨の企画により、これをめぐって二度にわたって東京大学総合文化研究科においてシンポジウムを開始した。第一回(7月10日)「魂の脱植民地化--21世紀のファノン、ガンディー--」(第一部「ファノンとガンディーとの出会い」:海老坂武「ファノンの全的人間について」/長崎暢子(龍谷大学)「ガンディーの真理把持について」;第二部 対話:安冨歩「ハラスメント理論の視点から」/対話者:姜尚中・駒込武)。第二回(11月2日)「魂の脱植民地化--植民地的心性を見つめる--」(安冨歩「仁とサイバネティクス」/本條晴一郎(総合文化研究科広域科学専攻)「人格とインターフェース」/谷垣真理子「香港植民地の変遷」/王向華(香港大学)「香港知識人の植民地的心性の自己解剖」聞き手深尾葉子(大阪外国語夫学)/久末亮一「ある香港財界人の魂の軌跡」)。 (2)研究分担者は関連文献の収集につとめ、東京大学大学院総合文化研究科の関連図書室、研究室に納め、研究者の閲覧に供した。 (3)「日本植民帝国脱帝国化関連研究文献目録」(仮称)の作成を継続するとともに、作成趣旨を示す小文および範例を作成した。 (4)現地調査:谷垣真理子が、香港香港石澳村・大浪湾村などで、香港原居民の状況に関する調査を実施した(2006年11月3日〜5日) (5)研究分担者はそれぞれ最終報告書に向けた報告論文の執筆を行った。
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