研究課題/領域番号 |
15201054
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中野 敏男 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10198161)
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研究分担者 |
月脚 達彦 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70272614)
大川 正彦 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80323731)
李 孝徳 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (90292721)
千田 有紀 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70323730)
米谷 匡史 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80251312)
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キーワード | 戦後東アジア / 植民地主義 / 基地問題 / 占領 / 過去事清算 / 性暴力 / セクシュアリティ / 沖縄 |
研究概要 |
今年度の研究活動は、(1)大韓民国の研究者との連携による、過去事清算ワークショップの開催、(2)中華人民共和国の北京への研究者・研究協力者の派遣事業、(3)大韓民国・ソウル大学の社会発展研究所とのシンポジウムの共催、という三つの内容を柱に遂行された。 (1)について。第一回(7月10日)は、過去事清算の事業に実地に携わる、韓洪九氏を日本に招聘し、報告をうかがい、それを承けて、板垣竜太氏が「植民地支配責任」をめぐる報告をし、その後、質疑応答、討議を行なった。第二回(1月14日)は、同じく、過去事清算の事業に実地に携わる、金東椿氏を日本に招聘し、報告をうかがい、それを承けて、藤永壮氏が報告をし、その後、質疑応答、討議を行なった。 (2)について。中華人民共和国の北京に、本科研メンバーを海外派遣し、いくつかの会を催した。ひとつは、孫歌氏の『竹内好という問い』(岩波書店、2005年)をめぐる書評会をもうけ、質疑応答、討議を行なった。もうひとつは、現代中国における農民・農村・農村にかかわる問題に実践的に取り組まれている、温鉄軍氏、劉健芝氏のもとを訪れ、お話をうかがい、現代中国における三農問題について、活発な議論を行なった。 (3)について。11月下旬、大韓民国・ソウル大学の社会発展研究所と共催で、シンポジウム「継続する東アジアの戦争と戦後-沖縄戦・済州島4・3事件・朝鮮戦争」を開催し、沖縄からも研究者・研究協力者を招聘し、討議を行なった。その後、民間人虐殺、米軍基地などを巡るスタディー・ツアーを行なった。
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