研究課題/領域番号 |
15201057
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
舘 かおる お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 教授 (50155082)
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研究分担者 |
伊藤 るり お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 教授 (80184703)
佐藤 バーバラ 成蹊大学, 文学部, 教授 (50266201)
足立 眞理子 お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 助教授 (10347479)
坂元 ひろ子 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30205778)
洪 郁如 明星大学, 人文学部, 助教授 (00350281)
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キーワード | ジェンダー / 近代 / 植民地 / 東アジア / 消費文化 / メディア / グローバル化 / 都市 |
研究概要 |
1.2005(平成17)年度は、以下の4つの研究集会を開催し、本共同研究の成果発表を行うとともに、「モダンガール研究にかかわる海外研究協力者との交流を図った。(1)研究集会(2005年5月29日、於お茶の水女子大学)、(2)研究集会(講師:眞嶋亜有氏、「<イエロー>という運命の超克-近代日本エリートの洋行経験における美醜観」、2005年6月26日、於お茶の水女子大学)、(3)研究集会(講師:申明直氏、「植民地朝鮮(30年代)における<モダンガール>と<植民地近代>2005年9月23日 於お茶の水女子大学)、(4)修善寺ワークショップ(2005年11月2日〜4日、於ホテルラフォーレ修善寺)。この研究集会には、海外研究協力者であるタニ・バーロウ、キム・ウンシル、ヴェラ・マッキー、戴錦華も参加した。 内容的には、前年度の研究成果をもとに、本共同研究の最終年度にむけた各自の研究の方向性および、成果に関して確認した。講師として迎えた眞嶋氏との研究交流では、日本の近代における身体観の問題を、また申明直氏の植民地期朝鮮の文化研究は、対象時期および方法論において本共同研究のテーマである「東アジアの植民地的近代とモダンガール」の領域に符号し、示唆に富んだものとなった。 修善寺において行われたワークショップは、国内外の研究分担者がほぼ集結し、各分担者の研究成果を発表し、活発な意見交換が成された。報告された11本のペーパーと不参加者のペーパーを、『「東アジアにおける植民地的近代とモダンガール」2005年度研究報告集』(103頁)としてまとめた。 ワークショップでは同時に本共同研究の成果報告にむけたミーティングを行い、2006年10月にソウルでワークショップを開催することを決定した。その際、ワークショップをより広範な東アジアの研究者との交流の場とすることで意見の一致をみた。 2.個別研究:昨年に引き続き、個別研究として沖縄等の国内調査、大連、上海、長春、ハルビン等の海外調査を行い、資料収集を進めた。
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