研究課題/領域番号 |
15201057
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
舘 かおる お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 教授 (50155082)
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研究分担者 |
小檜山 ルイ 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (70186782)
佐藤 バーバラ 成蹊大学, 文学部, 教授 (50266201)
牟田 和恵 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (80201804)
坂元 ひろ子 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (30205778)
洪 郁如 明星大学, 人文学部, 助教授 (00350281)
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キーワード | ジェンダー / 近代 / 植民地 / 東アジア / 消費文化 / メディア / グローバル化 / 都市 |
研究概要 |
2006(平成18)年度は、本科学研究費補助金による研究プロジェクトの最終年にあたることから、以下の活動をおこない、成果報告書の執筆にあたった。 1.韓国ソウルで、梨花女子大学校を会場として、2006年10月12日にインターナショナル・コンファレンスを開催した。同国際会議は、「New Women and/Modern Girls and Colonial Modernity in East Asia東アジアにおける植民地的近代と新女性/モダンガール」題して、本科研と韓国梨花女子大学校アジア女性センター及びお茶の水女子大学ジェンダー研究センターが共同開催した。本研究の分担者ならびに日本、韓国からの研究者も参加して活発な意見交換がなされ、東アジアのジェンダー研究の進展のために貢献した。続いて開催されたワークショップ(2006年10月13、14日)では、本研究の成果報告にむけたミーティングを行った。国内外の研究分担者と海外研究協力者がほぼ集結し、植民地的近代をめぐって真摯な議論が行われたことは、本科研をしめくくるに相応しいものとなった。 2.2006年11月9日には、東京女子大学女性学研究所主催の公開シンポジウム「東アジアのモダンガール」に、本科研の研究分担者4名が研究発表を行った。 3.研究会は、講師に村井寛志氏を迎え、「明国時期上海のメディア・大衆文化と広東系ネットワーク-『良友画報の事例から-』」をテーマに開催した。(2006年7月23日、於お茶の水女子大学)本共同研究に関連するメディアの紹介がなされ、かつ当時の広東系ネットワークが上海のモダニティにおいて及ぼした影響についての報告も、示唆に富んだものであった。本年度は、研究会の開催等より、成果執筆に力点をおいた。 3.個別研究としては、昨年に引き続き、沖縄等の国内調査、上海をはじめとした中国調査など海外調査を行い、満州関係の資料収集を進めた。 4.本研究の成果は、『「東アジアにおける植民地的近代とモダンガール」研究成果報告書』(2007年3月)としてまとめ、刊行した。
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